長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)の第6話が5月19日に放送され、世帯平均視聴率は10.3%をマーク。前回より0.2ポイントアップして、2ケタを維持している。
かつて政治家のスキャンダル記事を担当していた週刊誌編集部の沢原麻希(珠城りょう)は、女性登用という世の流れで副編集長に抜擢された。しかし、間もなくして個人情報漏洩の嫌疑をかけられる。何者かによって「嵌められた」と主張する沢原の弁護を、明墨正樹(長谷川)が引き受けることになった。
明墨は編集部内で対立していた上田基一(河内大和)にGPSを仕込んで上田の企みを暴こうとする。が、裁判では、瀬古判事(神野三鈴)から「違法な手段で入手した証拠」だとして、却下されてしまう。実は、瀬古判事にも、沢原と同じ女性であるがゆえに苦汁をなめた過去があったことを強調するような一幕があった。明墨の弁護を後押ししてくれると期待していた視聴者は予想外の展開に驚くこととなった。いわく、「常識人枠かと思われた瀬古判事が実は出世欲に貪欲かつ真っ黒だったことが発覚」「最初いい人かと思ったらものすげえ闇深い判事だった」「瀬古判事、伊達原検事正(野村萬斎)と繋がっていたんだ…」などといった声がネット上にあがり、どんでん返しの展開にゾワゾワしたようだ。
「第5話では、第1話の容疑者・緋山啓太(岩田剛典)が、明墨の命を受けて動いていることがわかりました。そして、今回の第6話では明墨が調べ続けている12年前に千葉県で起きた糸井一家殺人事件の新たな関係者が瀬古判事でした。気になるのは、公式サイトの出演者の中で、俳優の迫田孝也だけ役名が付いていません。彼がいったい、どんな役柄なのか? 視聴者は興味津々のようです」(テレビ誌ライター)
これまでの事件1つ1つが、糸井一家殺人事件に繋がってくる今作。スピード感ある展開にも視聴者はドキドキが止まらないようだ。