俳優の山下智久を積極的に起用してきたフジテレビだが、主演ドラマ「ブルーモーメント」も右肩下がりで、昼間の再放送もいまひとつと、イマイチ波に乗れていないようだ。
フジテレビはジャニー喜多川氏の性加害問題を受けて、旧ジャニーズ事務所からタレントを引き継いだSmile―UP.やSTARTO ENTERTAINMENT社のタレントの起用を控え、山下や錦戸亮といった“辞めジャニ”を積極的に起用してきた。
特に山下は民放ドラマ5年ぶりに復活ということもあり、4月からは「コード・ブルー -ドクターヘリ緊急救命-」を、5月にも「5→9~私に恋したお坊さん~」「ブザー・ビート~崖っぷちのヒーロー~」「プロポーズ大作戦」など山下主演ドラマを再放送するなど、全面的に押し出してきた。
「『ブルーモーメント』は初回こそ8・6%の高視聴率でスタートするも、4話目では5・6%まで落ちるなど、この先もV字回復は望めなさそうな気配です。『コード・ブルー』に似た感じで新鮮さの欠けたドラマの内容そのものにも原因があると言われていますが、山下の人気低下を疑う声も聞かれます」(テレビ関係者)
というのも、4月、5月に再放送された山下主演ドラマの反響が聞かれないから。
「最初のほうこそ盛り上がりましたが、決して演技が上手いというタイプでもない山下のドラマが続くのは視聴者にとっても辛かったのか、いま一つ視聴率も振るわず。局内ではドラマの再放送枠そのものを変えたほうがいいのではという論議まで起きています」(前出・テレビ関係者)
山下と“心中した”フジテレビの行方は?