元SMAP・稲垣吾郎が若手時代にメンバーと揉めに揉めた「ジェットコースター事件」を懐かしんでいる。
稲垣は、同じく元SMAPの香取慎吾、草彅剛とMCを務める配信番組「ななにー 地下ABEMA #27」(ABEMA)の中で、「“これだけはできない”と思った絶対にNGな仕事はあるか?」との話題に「いっぱいあるよ、そんなの」と振り返った。
中でも印象的だったのは、まだ新人時代に出演していたレギュラー番組の「西武園ゆうえんち」でのロケだとか。「ボクはまずジェットコースターがダメで。みんなでジェットコースターに乗る画が欲しくて、そこの宣伝もしなくちゃいけないのに、(SMAPで)1人だけ乗れなくて」と、絶叫マシンの乗車を拒否。しかも「キレてました、ボクは」と半ば“逆ギレ”状態だったといい、香取は「揉めたね、みんなで」と修羅場だったことを仄めかしている。
最後まで稲垣は他のメンバーからの説得に応じず、香取によると「結局、収録ではみんなで乗って(乗ったテイにして)、別のカットで吾郎ちゃんが『Go!』って言ってた」とコースターを見送る役回りを演じたのだという。草彅は「『Go!』って言ってる吾郎ちゃんも、乗ってるうちらもみんな、空気が悪いの」と現場のムードを明かしていた。
「この事件は、SMAP結成翌年の1989年に放送を開始したバラエティ番組『アイドル共和国』(テレビ朝日系)のロケ企画で勃発したもので、リーダー・中居正広は、“こういう仕事もやっていかなきゃいけねぇんだよ!”と稲垣に激怒。楽屋では元メンバーの森且行も含めた5人で必死に稲垣を説得するも、稲垣はそうした状況に耐えられず、持っていた手鏡を壁に投げつける暴走に出てしまいます。これに中居が『ふざけんな!』とマジギレし、稲垣の頬を殴打。まだまだ無名だったSMAPのリーダーとして、バラエティでの体を張ったロケに挑む重要性を示すと、稲垣を強制的に連行。ようやく6人で乗れるかと思いきや、ジェットコースターが発車する寸前に逃げ出した稲垣は『スターターをやりまーす』とドサクサに紛れて脱出に成功したようです」(テレビ誌ライター)
あれから35年が経過し、ゴネ続けた稲垣が中居から鉄拳制裁を食らってしまったことを今回、伏せたのは、リーダーへの配慮だったのだろう。稲垣は「やりたくなかったことは、やらなかったかな」と当時のスタンスを語っており、そのマイペースぶりは新人時代から変わらないままのようだ。
(木村慎吾)