お笑いコンビ・千原兄弟の千原せいじが突然の僧侶への“転身”を発表し、話題をさらったが、相方で弟の千原ジュニアには事前に何の連絡や相談もなかったという。
せいじは5月2日、「本日、得度式をあげさせていただきました。天台宗 千原靖賢和尚となりました」と仏道の修行に入ったことを自身のインスタグラムで報告し、法衣姿の写真を掲載していた。これには多くのファンが「突然なぜ!?」と驚きのリアクションを上げたが、相方であるジュニアも同じ反応だったようだ。
5月19日、ジュニアは自身がMCを務める「ABEMA的ニュースショー」(ABEMA)で、このニュースについて「オレがこれを知ったのは、みなさんがネットニュースで見たタイミングと一緒。相談や連絡は全くなかった。このニュースが出てからまだせいじに会ってないし、ホンマにコイツ、何してんねん!」といきなりの“和尚化”を嘆いた。
せいじと言えば、過去に2度の不倫報道もあり、今回の出家は“何らかの罪滅ぼしでは?”との憶測も一部から出ているが、ジュニアは「悪いことは常にしているし、反省するようなタマじゃない」とも語っている。
一方、当事者のせいじはといえば、5月22日に更新したYouTube動画で「動物の供養を専門とする僧侶」となったことを紹介し、妻や子供にも事前相談はせず、「家族はYahooニュースで知った」と説明。また、家族であり、ビジネスパートナーでもあるジュニアにも「何も言うてない」とし、「今日(動画撮影日)が14日やろ? 得度式が2日で、会社に言うたのが5月9日。全部、事後報告」と吉本興業に伝えたのも式から7日後のことだったという。
「せいじいわく、吉本関係者からのリアクションは『プロフィールを書き直さなアカンな』程度のものだったようで、実際、細かな食べ物の制約などもないため、芸人としての仕事にはいっさい影響がないと説明しています。とはいえ、34年間のコンビ歴がある弟にも告げずに僧侶となることを決めたことには、ジュニアからすると違和感があったかもしれません。ネットには『ジュニアのイジりが楽しみ』『ジュニアにしたら、まぁ良いネタだね』と期待する声が上がるも、動画内では、僧侶となった理由として、亡くなったペットと飼い主が“あの世では一緒に過ごすことができない”との考え方があることを知り、『どんどん変わっていくキッカケになる時期やと思う』『オレがお経をあげることで、その動物が仏さんとしてあの世に送れるようにしようと。それで得度を受けた』と説明。“傍若無人”なキャラからは想像もつかない理由で、『本当にお優しい方だと感銘致しました』『心が純』『尊敬します』などと驚く人も多かったです」(テレビ誌ライター)
その動機があまりにもピュアで、ジュニアにはイジるにイジりづらいものだったかも?
(木村慎吾)