6月4日に最終回を迎える石原さとみが主演を務めるドラマ「Destiny」(テレビ朝日系)では、亀梨和也演じる野木真樹の父で敏腕弁護士の野木浩一郎を好演した仲村トオル。浩一郎は、石原が演じた奏をはじめ、カオリ(田中みな実)、祐希(矢本祐馬)、知美(宮澤エマ)といった息子の真樹が信濃大学で知り合った友人たちのことを、入院していたベッドの上でこう評した。
「お前の友だちは30過ぎてるのに幼稚で世間知らず」
この核心を突く名言に、視聴者からは、ネット上で「真樹パパがいいこと言ってる」「このドラマの本当のタイトルはこっちでしょう」「体調悪いのに冴えたことを言う浩一郎パパ」などと称賛する声が少なくなかった。
そんな仲村を巡っては、7月から始まる自身が主演を務めるドラマ「飯を喰らひて華と告ぐ」(TOKYO MX)に期待する声もあがっているようだ。というのも、この新ドラマで仲村が演じるのは、客が望むものなら何でも提供する料理屋「一香軒」の店主。料理の腕前は天下一品だが、料理とともに提供してくれる、客の悩みに対するアドバイスはいつもトンチンカンでズレているのだ。
足立和平氏による同名マンガが原作のドラマで、仲村演じる店主の微妙なアドバイスは、視聴者の笑いのツボを刺激してくれることだろう。
「『Destiny』で演じた浩一郎とは対極のキャラクターですが、仲村がCMキャラクターを演じる『エビオス錠』のCMが好きな人なら、新ドラマで仲村が演じる店主のコミカルさに、必ず心をつかまれると思います」(テレビ誌ライター)
背筋も凍るような悪役黒幕から、ユル~い笑いを誘うのほほんキャラまで、どんなキャラでも自分色に染めて演じてくれる仲村。今から新ドラマが待ち遠しい。