「Believe」にはあって「Destiny」にはない、と指摘される見応えが全然違う「決定的な差」とは

 4月クール放送のドラマの多くが後半戦に入り、視聴者からの興味深い声が増加しているようだ。テレビ朝日系で放送中の木村拓哉主演「Believe」は、スタートからしばらくは「キムタク版プリズン・ブレイク」と呼ばれ、リアリティに欠けるだのキムタクがヨイショされ続けてばかりいるだの、かなり酷評が多かったのだが、5月30日に放送された第6話放送後に評価が一変。「おもしろくなってきた」「斎藤工演じる秋澤弁護士はキムタク演じる狩山の味方なの? それとも小日向文世演じる帝和建設社長・磯田の犬なの?」「一ノ瀬楓が演じている後輩・南雲の病状も気になるし、山本舞香が演じている婚約者・本宮もスパイ的な行動してるしどうなる?」など、木村以外が演じているキャラの動向に目を向ける声が続出したのである。

 中でも、今作で1人2役を演じている竹内涼真が注目を集めている。特にこの日の放送では、龍神大橋工事で事故死した兄・若松博通と、弟・黒木刑事が電話で言い合いをするシーンがあり、「この電話のシーンすげぇ」「竹内涼真と竹内涼真が言い合いしてるなんてシュールすぎる」と指摘する声が。さらに逃亡犯の狩山(木村)を1度は捕まえてから逃がすシーンも描かれたため、「黒木刑事がなぜ龍神大橋の工事にこだわっているのかがよくわかった」「狩山が龍神大橋の工事に絡む政治的な圧力をどこまで把握しているのか、黒木刑事はそれが知りたくて狩山を捕まえてからリリースしたのね」など、このドラマの根幹となる龍神大橋の建設工事の裏側も一部明かされたことから、見応えを感じた声がネット上にあがる結果となったようだ。

「特に興味深いのは、本作と同じくテレビ朝日系で放送されていた石原さとみ主演『Destiny』とを比較する声です。特に見応えに対し、『「Believe」にはあって「Destiny」にはない』ものとして、登場人物同士の確執を挙げている声が非常に多いんです。『「Believe」は回を追うごとに層になっているストーリーが登場人物のバックボーンがどんどん明かされていくから面白い。「Destiny」は登場人物同士の確執が稚拙。厚みがなくて薄い』とする声が主流となっているようです」(テレビ誌ライター)

 残るはあと3話。木村演じる狩山の無実は証明できるのだろうか。

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