長谷川博己が主演を務める日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)の第9話が6月9日に放送され、世帯平均視聴率は前話の10.2%から1.0ポイントアップの11.2%を記録した。
この日の終盤は、視聴者を「あっ!?」と驚かせた。なぜなら明墨法律事務所に突然、大勢の刑事が詰めかけ、明墨正樹(長谷川)を逮捕したのだ。容疑は、第1話で町工場の社長殺害事件で容疑者となった緋山啓太(岩田剛典)の弁護を引き受けた際、明墨が犯罪の証拠品‐血の付いた緋山の作業服を隠匿したというものだった。
場面は切り替わり、伊達原泰輔(野村萬斎)の検事正部屋。そこには、明墨の逮捕を知り、ほくそ笑む伊達原のほか、明墨法律事務所でパラリーガルを務める白木凛(大島優子)の姿と、緋山の作業着があった…。
この展開に視聴者は「マジか…」「裏切り者」「白木、おまえだったのかぁ~」など、相当驚いたようだ。
「回が進むごとに、明墨サイドの情報が、伊達原に伝わっていて、明墨の事務所にスパイがいるのでは? という考察は以前からありました。大方の予想では、白木と同じパラリーガルの青山憲治(林泰文)ではないかとの声が多数でしたが、フタを開けてみれば白木だった。ですが、これまでの明墨の行動を考えると『白木が裏切ったように見せかけての罠っぽい』『明墨の事件を担当する伊達原の不正を公判の場で暴くための、明墨が仕掛けた罠』との考察が圧倒的でした」(テレビ誌ライター)
次回の最終回は、25分拡大スペシャル。これまでの事件の真相がすべて解明されるという。どんなどんでん返しがあるか楽しみだ。