ドジャース・大谷翔平の口座から不正に送金を繰り返した銀行詐欺罪などで訴追されている元通訳・水原一平被告が、アメリカでウーバーイーツの配達員として「働いていた」ことがわかった。6月8日までに現地メディア「NBC Los Angeles」が報じた。その前段として、違法ギャンブルにのめり込み、大谷の口座から約24億円を自身の借金返済に充てた疑いのある水原氏に関し、米紙「New York Post」が気になる近影を写真付きで公開。そこにはウーバーイーツのデリバリー業務中で、イレットペーパーなどの生活用品を配達する水原氏の姿があった。
しかし、この画像が世界中で拡散されると、事態が一変。「NBC Los Angeles」の取材に対し、ウーバーイーツ広報は「ミズハラは数年前よりウーバーイーツ配達員として従事していた」と明かしつつ「今回の告訴により、彼はもうこのプラットフォームにアクセスすることはできない」と、すでに配達員の登録を削除し、締め出してしまったようだ。
「裁判の真っ只中という理由で資格を剥奪されたようですが、食品などを配達することも多いウーバーイーツなので、“信用第一”という事情もあるのかもしれません。過ちを反省し、少しでもお金を返していこうという姿勢が感じられる写真でしたが、彼にはやや酷な展開となってしまいましたね。一方、数年前から水原氏が配達員として従事していたとの情報については“そんな時間があったのか?”と首を傾げてしまいます。というのも、水原氏は大谷の専属通訳だけでなく、オフでも生活のあらゆる世話をアシストするような役回りを任されており、それが口座への不正アクセスにつながった要因にもなっています。また、現地の他の通訳とは比較にならない4000~7000万円ほどの年収だったとも報じられており、配達員をする必要があったのかは時間的にも経済的にも疑問が残ります。もしかすると通訳の稼ぎだけでは借金返済が追い付かなかったのかもしれませんが、一部からは『スーパースターの通訳をしながらウーバーの配達員って、まさか一平氏まで二刀流だったとは…』と、配達員をクビになった事実よりも、大谷と同じく2つのプロフェッショナルとして同時に活躍していたことに驚く人もいました」(テレビ誌ライター)
改めてギャンブルにハマることの怖さが窺える騒動であったと言えそうだ。
(木村慎吾)