「失礼すぎる」との見方から「全員思ってる」という声まで賛否が飛び交ったのは、タレント・山田邦子が元衆院議員・金子恵美氏に対して言い放った衝撃の言葉である。
2人は、6月11日放送の「バラいろダンディ」(TOKYO MX)に出演し、山田はこの日のゲストだった金子の美貌と服装を「肉眼で近くで見ますけど、本当にお綺麗ですよ」と絶賛。永田町時代には“美人すぎる国会議員”として脚光を浴びていた金子について、番組MCのふかわりょうも「(夫で元衆院議員の)宮崎謙介さんが撮影した写真集を出したらどうですか?」と提案。これに本人は「それはいいかもしれないですね」と満更でもないリアクションで盛り上げつつ「いやいや、いらないですよ」と謙遜した。
そこで一連のトークが収束したかに思えたが、山田は突如「謙介さんと別れればいいのに」と離婚を勧めるまさかの爆弾投下。金子は「冒頭からそれですか?」と困惑するばかりだった。
なお、この日の放送では“サレ妻”を名乗る女性がXを使って夫の不倫相手の個人情報をバラまくという復讐劇を取り上げた。結局この女性は名誉毀損で逮捕されることになったが、過去2度にわたってサレ妻を経験した金子は、この騒動に関して「私は自分が選んだ夫の価値を下げることはあまりしたくない」と主張した。
「金子は、妊娠中だった2017年に続いて21年にも夫に不実をはたらかれており、そのたびに世間からは『なぜ別れないのか理解できない』との声が殺到。今回の山田の発言にも共感の声が多数寄せられていますが、当の本人は23年1月に出演した『痛快!明石家電視台』(MBS)で、夫が不倫を潔く謝罪していた点や、その後の仕事に取り組む姿勢から『この人と一緒になって正しかった』『すごくカッコよく見えた』と、むしろ惚れ直したと説明しています。MCの明石家さんまから『3度目は許さないでしょ?』と聞かれても『中身ですね』と答え、内容次第では許すとのこと。これにはさんまも『浮気の中身で検討していただけるのはありがたいわ。そんな人いないよ』と感動していました」(テレビ誌ライター)
夫の本質が変わらない限り、どんなことがあっても愛し続け、同時に自らの尊厳も保つという夫婦像なのかもしれない。
(木村慎吾)