山下智久主演ドラマ「ブルーモーメント」(フジテレビ系)の第8話が6月12日に放送され、世帯平均視聴率は前回より0.3ポイントアップの6.6%をマークした。
前話のラストで、土砂崩れから晴原柑九朗(山下)を救った上野香澄(平岩紙)が亡くなったシーンで始まった第8話。SDM(特別災害対策本部)のメンバーは、ガックリと肩を落とす。上野の息子・海斗(石塚陸翔)が駆け付けたシーンは、視聴者の涙を誘った。
そして、晴原の恋人・園部灯(本田翼)が亡くなった理由についても明らかになった。5年前の関東南部豪雨の日、上野に代わり海斗を保育園に迎えに行ったのが園部で、濁流に巻き込まれながらも、自身のジャンパーで高い木に海斗をくくりつけ助けたのだ。
園部から海斗、そして上野から晴原へのつながれた命。あらためて気象を読み解き災害から命を救うことの大切さを心に刻むSDMのメンバー、だったが…。
視聴者からは「気象などあらゆる情報を科学的に組み合わせて評価して防災に活かすことの大切さを痛感する」と評価されており、第8話はXで番組名がトレンド入りした。
「晴原の幼馴染みで、テレビ局に務める『藤村四季』役としての田中圭の友情出演に続き、今回の第8話には政治家・新島元樹役で伊藤英明が登場しました。藤村は晴原のよき理解者ですが、新島の人物像についてはまだ謎です。今後、SDMにどう関わってくるのか気になるところです。余談ですが、今回初めて雲田彩(出口夏希)のセリフに中国語はありませんでした。原作の雲田は英語を話す登場人物だったのに、中国出身の出口のためにドラマではセリフに中国語が入ったと不評でしたからね」(テレビ誌ライター)
新島は、SDMの味方か敵か? 終盤の展開が楽しみになってきた。