昨年春にテレビ東京を退社し、フリーアナやタレントとして活動する森香澄のLINEアカウントが番組内で公開され、“地方局アナへのマウント”がダダ漏れしていると突っ込まれる場面があった。
森は2019年4月にテレ東に入社し、4年にわたって人気アナとして活躍すると、23年春に同局を退社。以来、タレント活動やグラビア写真集の発売などで話題を集めているが、その“あざとキャラ”や“腹黒キャラ”をめぐっては賛否を招くことも多い。
6月17日の「有吉クイズ」(テレビ朝日系)では、「動いていないLINEグループを既読に出来るか」企画が放送され、森のLINEグループの一覧が公開された。そこには田中瞳アナや池谷実悠アナらで構成される「テレ東同期」や、入社同期の面々による「テレ東2019」など、様々なグループLINEが並び、森の交友関係が把握できる。
また、「テレ東2019」グループには「キー局飲み、参加できる方!」との書き込みも見られ、番組MCのお笑い芸人・有吉弘行とヒコロヒーからは「“キー局飲み”って何? 地方はダメ?」とのツッコミが。森はすぐに「東京だと集まりやすいから」だと釈明したが、ほかにも「19年入社キー局女子」なるグループLINEの存在が発掘されると、有吉は再び「キー局、好きだよねぇ」とイジり。番組進行のテレ朝・野村真季アナからも「ローカルはバカにするんですか?」と追及されていた。
「森のグループLINEで何度も強調されていた『キー局』とは、都内に拠点がある主要放送局のことで、日本テレビ、テレビ朝日、TBS、テレビ東京、フジテレビの5社がこれに該当します。アナウンサーとして入社を目指す場合、他の準キー局や、ローカル局などに比べ、競争率が突出して高いため、在京キー局の女子アナはいわば別格の“花形”。森が『キー局』メンバーだけで群れたくなる気持ちもわかるような気もしますが、一部視聴者からはネット上で『でも所詮はテレ東だからねぇ…』との指摘もあります。というのも、“在京キー局”との括りのほか、比較的局の歴史が浅く、放送対象エリアも小規模なテレ東を除いた『4大キー局』との呼称も一般的に使われており、テレ東は日テレやテレ朝、TBS、フジには一歩及ばない位置にあるとの見方があります。そのせいか『テレ東は在京テレビ局ではあるが、キー局と言われると違和感しかない』『キー局といっても最弱レベルのテレ東でドヤったところで恥ずかしいやろ』などのどこか物悲しい雰囲気の漂うツッコミが散見されたほか、森の“マウント感”漂うLINEにも『キー局アナの特権意識は異常』との声がありました」(テレビ誌ライター)
“私は元キー局アナよ”というのが、森にとってキャリアの重要ポイントなのかもしれない。
(木村慎吾)