嘘つきな人と正直な人、あなたはどちらがいいですか?
そんな質問をされたら、おそらく多くの男女が「それは正直なほうがいいに決まっているよね」と答えるでしょう。だけど実は、嘘が上手な人のほうがモテる傾向にあり、嘘つきの人を好きになってしまうのです。さて、それはどうしてなのでしょうか?
■自分に心地いい言葉ばかりむけてくれる
嘘つきな人というのは、自分が嫌われないように振る舞います。そして、相手を喜ばせることを話します。「きれいだね」「最高に幸せ」など、言われた側の自己肯定感を満たしてくれるワードを会話に散りばめてくるのです。とくに、既婚者で不倫をする男性はこういう話し方が得意。女性側はズルズルと好きになってしまうのです。
■会話上手なので知的に見えてしまう
嘘をつくのに慣れている人は、ストーリーテラーのようなもの。相手と自分の幸せな物語を構築して日々伝えることができるので、その話しぶりが相手にはとても知的な印象として残ります。知性というのは、多くの人が好む性質。よって、嘘をつくのが上手な人は、実は多くの人に好まれてしまうのです。
■正直な人より喧嘩になることが少ない
素直で正直な人は、話さなくていいことまで相手に伝えてしまいます。なので、意見を言い合ったり嫌われたりする可能性が出てくるのです。一方、嘘つきな人は、そもそもが相手といい関係を作るために嘘をつくので、言い合うこともなく仲良く過ごせてしまいます。なので、嫌われないのです。
■幸せな未来が待っていそうな気がしてしまう
嘘が上手な人は、相手が希望を持てるような話しをします。「妻と離婚話が進んでいる」などと言われると、嘘をつかれているほうも「いつか私を選んでくれるはず」と思ってしまいます。うすうすは嘘と思いながらも、一縷の望みにかけてしまうのです。
「嘘も方便」とは言いますが、行き過ぎると犯罪行為にもつながります。本気の相手とはやはり誠実に付き合いたいですし、相手が嘘をついていないかを見極めながら付き合いたいですよね。“嘘の幸せ”に陥らないよう気を付けてくださいね。
安藤房子(あんどうふさこ) 作家・恋愛心理研究所所長。離婚を機に日本初の恋愛カウンセラーとして独立。メールカウンセラーの草分け。自己肯定感アップ術や詩作、色彩心理学を通したセラピーの他、姿勢改善や呼吸法、ストレッチやダイエット術など心と身体両面からのアプローチで婚活・恋活女子を応援。食育インストラクターやパンシェルジュ(パンの資格)を持ち、恋に効くモテボディのためのレシピも考案。著書は韓国・中国でも翻訳出版。心理テスト作成やメディアでMCなども。インスタ「恋に効く詩の世界」が人気。