ここ最近、芸能界では懐かしのアイドルや女優が復帰を果たしているが、中でも最もファンを喜ばせたのは吹石一恵のドラマ出演だろう。吹石は、長谷川博己が主演を務め、さる6月16日で終了した日曜劇場「アンチヒーロー」(TBS系)にサプライズ出演。約9年ぶりのドラマ出演となり、作品の終盤でキーを握る桃瀬礼子役として参加した。1982年生まれで現在41歳の吹石だが、変わらぬ美貌と9年ぶりとは思えない演技力の高さで、視聴者だけでなくテレビ関係者の度肝も抜くことになった。
「吹石は主人公の検察時代の同僚を演じ、冤罪事件に翻弄される検事を丁寧に演じた。実力派が多い『アンチヒーロー』の中でも、目を引く好演ぶりでした。『アンチヒーロー』の演技を見て、ドラマ関係者だけでなく映画業界からも多くのオファーが、吹石の事務所に届いているようです」(スポーツ紙記者)
そんな吹石といえば、女優として脂が乗りはじめた2015年9月に歌手で俳優の福山雅治と結婚。その後、第1子を出産すると、ほとんど表舞台には現れずに仕事をセーブして家庭を優先していた。そんな中、子どもに手がかからなくなったことや福山の後押しもあり、今年は女優として本格的に復帰するとの話が現実味を帯びているようだ。
「結婚当初はあまり表に出ず、これが、スターの妻ということで福山ファンの反感を買わないように配慮したようにも見え、福山ファンから好評だったようです。『アンチヒーロー』への出演でも案の定、SNSでは批判的なコメントはほぼなかった。そこで、他作品に関わるプロデューサーが動き始めているとか。夫の福山も、妻の女優としての才能を高く評価していて復帰に協力的だと聞いています。今年は夏から映画の撮影に参加するという情報もありますよ」(民放関係者)
復帰に大成功した吹石だが、福山の妻というイメージも活かした形でのCM進出についても、業界でも注目の女優になっているという。というのも、同年代の女優たちが次々と問題を起こしイメージが低下しているからだとか。
「ここ最近で言えば、吹石と同じ1982年生まれの真木よう子は、テレビ番組でのどぎつい発言で視聴者から反感を買い、さらに元コンビ芸人からも過去のパワハラ疑惑が暴露され大騒動を展開。また、吹石より2つ上ですが、かつて同世代として活躍した広末涼子については、世間を騒がせた不倫騒動でCM復帰は当分無理でしょう。そんな中、これまでスキャンダルもなくインスタグラムなどSNSも開設していない吹石が安心感たっぷりの女優としてCM関係者から注目されているんですよ」(芸能記者)
民放キー局の編成担当者もこう証言する。
「福山との夫婦仲が良いのは言うまでもありませんが、吹石は天然キャラでおっとりした性格。いくつかの大手企業から、吹石さんを起用したCMの話もあるようで、私が聞いている範囲では、保険系や自動車系などいくつかの契約がまとまりそうだとの噂です」
2024年の下半期、一気に再ブレイクという流れは十分考えられる。
(渡邊伸明)