心がきれいで素直な人には「偶然の出来事」と感じられても、心が汚れてねじれている人には「作為のある出来事」と感じられることはままあることだろう。現在ネット上には、7月13日に生放送された「音楽の日」(TBS系)の中で、中居正広がSMAPの名曲「夜空ノムコウ」を口ずさんだことについて、モヤモヤを抱えている人がいるようだ。
番組内の企画「一夜限りのhopeバンドライブ」で、中居にとって旧ジャニーズ事務所の先輩である「男闘呼組」の元メンバー・岡本健一と成田昭次がTHE BLUE HEARTSの「TRAIN‐TRAIN」を披露していると、画面の右手からMCの中居がステージ上に「え、オレ、行くの?」といった感じで登場。先輩2人と熱唱することとなったのだ。これだけでもレアなシーンなのだが、3人がステージ上にいると次にパフォーマンスする三浦大知もステージに登場。
すると流れてきたのは「夜空ノムコウ」のイントロ。三浦はイントロのリズムに合わせて「な・か・い・く・ん」と小声で中居に歌うことを促したが、中居は「どうぞ、どうぞ」と三浦に譲るジェスチャーを見せた。それでも三浦が中居に歌うように再度笑顔で促すと、今度は後ろにいた岡本が中居の背中をポンと押し、そこでやっと決心したのか、中居はマイクに自分の声が入らないようにしながら、「夜空ノムコウ」を口ずさみ始めたのだ。
番組のエンディングでは、中居と同じくMCを務めた安住紳一郎アナが「中居さんが急きょ合流したのは驚きました。予定になかった話で」と中居に話を振ると、「ボク自身も驚きましたね。成田さんと岡本さんに誘っていただいたので…」とあくまでもハプニングだったと中居は説明。さらに「まさか(次の曲が)『夜空(ノムコウ)』だとは思わなかったので。ちょっと自分でもドキドキしてしまいまして。びっくりしました」とコメントしたのだが、この会話に注目したネット民が少なくなかったようだ。「中居くんは台本を読み込むことで有名なのに、セットリストは見ていなかったとでもおっしゃりたいの?」「MCが番組メインの“一夜限りのhopeバンドライブ”のセトリ(※セットリスト)を知らないなんてありえない」「自分の意思でなく『夜空ノムコウ』を歌ってしまったということにしたいんやな」といった指摘をする声があった。
SMAP解散以降、旧ジャニーズ事務所も退所した中居が公共の電波で「夜空ノムコウ」を歌う姿に、SMAP再結成を夢見る人が出てきそうな気がする。
(津島修子)