嵐の櫻井翔が12月20日、1月3日に放送される主演ドラマ「君に捧げるエンブレム」(フジテレビ系)の完成披露試写会に出席した。櫻井が演じるのは、将来を嘱望された実在の天才サッカー選手。ある日、交通事故で脊髄を損傷する大けがを負う。失意の日々の中で出会った車椅子バスケに魅了され、妻や仲間に支えられながらパラリンピック日本代表選手として世界を目指すヒューマンラブストーリーだ。
舞台あいさつで櫻井は、「すごく気合いが入っている、思い入れの強い作品」と胸を張った。「スポーツの力はすごい。チーム感があり、心一つになれた。めちゃくちゃ楽しかった。またやりたい」と続編を熱く訴えかけた。
「櫻井をはじめ、バスケ仲間の市原隼人、安藤政信らは車椅子バスケ初体験。まず車椅子に慣れるまでが大変で、車椅子バスケの練習と撮影にみっちり1カ月半かかったといいます。櫻井は『どのシーンもどのシーンも胸がきゅーんとなるくらい、涙が止まらなくなっちゃうシーンがたくさんある。だから我慢して抑えて、監督と話しながら細かくやっていた』と撮影を振り返りました。しかし実際は、感動のあまり号泣することもあったといいます」(芸能ライター)
ヒップホップ好きでラップを作詞作曲するのが趣味の市原と、櫻井は意気投合。負けず嫌いなところもよく似ており、ガチのバトル、ガチの試合となった。
市原は「なんで連続ドラマじゃないかな。もっと一緒にやりたかった」とノリノリで、櫻井とのシーンでは「(櫻井の)言葉の重みが芯まで入ってきて号泣してしまった。翔くんもすごい号泣してた」と明かし、妻役の長澤まさみから「意外と涙もろいですよね」とツッコまれた櫻井が「年、取ったんだよ」と大照れする一幕もあった。
「市原は憑依型の役者。車椅子バスケのシーンで、全力でぶつかってきた市原に面食らった櫻井が牛に襲われる闘牛士の気分になったと言うほどでした」(テレビ誌記者)
1年ぶりの主演ドラマに大張り切りの櫻井。目玉となる男泣きシーン、観てみたい。
(塩勢知央)