梅雨明けとともにやってきた酷暑。日中に外に出るのが怖いほどの暑さです。日傘、小型扇風機、首周りを冷やすグッズなどを持っていないと長時間の外出が怖いほど。とくに12~14時頃は、外に出ることがもはや危険行為。スマホに“熱中症警戒アラート”もバンバン届きます。
となると、当然家の中は冷房必須。朝からクーラーをつけっぱなし。寝る前にクーラーを切っちゃうと夜中に暑くて目を覚ましちゃうからタイマー設定にして寝るけれど、それでも早朝に暑くて目を覚ますことに。周りに聞いてみると、「就寝中もクーラーつけっぱなし」という人は結構多いようです。
政府が電気代・ガス代の負担軽減策である「酷暑乗り切り緊急支援」をやってくれるけれど、それは8月から。つまり、7月のクーラー代や扇風機代は補助してくれないし、電気代の補助金額は一般家庭の場合4円/1kWh、月に1000円程度だから、家にクーラーが2台、3台ある人、家族それぞれの部屋でクーラーを使う家にとっては、「ありがたいけれど、まぁ気休めだよね」状態。これはなんとかしなくちゃいけない!
ということで、前置きはかなり長くなりましたが、購入したのが『IKEA』の「KEJSAROLVON(シェイサロルヴォン)」4,999円。このマットレスプロテクター、片面は涼しい仕様、もう片面はちょっとだけフカフカ仕様で、夏と冬に使えます。
夏向けの涼しい仕様の面は接触冷感素材を使用していて、「ひんやり触感で夏に涼しく眠れますよ~」というものです。四隅にはゴムが付いていて、ベッドのマットレスからずれないようになっています。
IKEAの店内でサンプルを触ったとき、かなりひんやりしていたので「これはクーラーなしで眠れるかも!」と期待大で購入。実際に使ってみました。
いざ寝てみると、触り心地サラサラ、確かに快適な寝心地です。「これで安眠できる!」とクーラーを切って寝たのですが……やっぱり深夜に起きてしまいました。クーラーなしだと、自分の体が触れていた面が熱く感じられます。
がっかりしつつも、今度はクーラーをつけるとひんやり感復活! つまり、冷たい風が吹いていたり気温が低い状態だったりすればひんやりするんだけれど、一定以上の暑さになるとひんやり効果はイマイチになって、サラサラ効果のみという状態です。
クーラーの風が吹いていればこのマットは冷たい。でも、クーラーなしの東京の夏の夜に、接触冷感素材だけでは涼めない。改めてクーラーの偉大さを実感します。これさえあればクーラーなしで眠れる、というほどのものではなかった……。
ということで結論。IKEAの冷感ベッド用マットは、「何もしないより買った方がいいかなぁ」というもの。クーラーを使わなくてもいいほどひんやりはしないけれど、普通のシーツよりはサラサラして心地よいので、「多少は眠りやすくなったかも?」という感じでした。
(ロドリゴいしざわ)