12月20日に放送された「クリスマスドラマSP わたしに運命の恋なんてありえないって思ってた」(フジテレビ系)に多部未華子とW主演した高橋一生。その芸歴は長く、デビュー作はビートたけし主演の90年公開映画「ほしをつぐもの」で、当時は10歳。その後も99年放送のNHK大河ドラマ「元禄繚乱」や03年公開映画「キル・ビル Vol.1」などで脇を固めていたが知名度は上がらず。15年放送「民王」(テレビ朝日系)で演じた公設第1秘書・貝原茂平でやっと陽の目を見たと言っていいだろう。
「今夏公開映画『シン・ゴジラ』でも、出演者数328人の中で高橋が演じたオタク研究員・安田龍彦が印象に残っている人は多い。高橋は10代の頃から人の心に爪痕を残せる俳優でしたが、前に出る機会に恵まれなかった。『民王』から高橋のファンになった人が多いようですが、実は映画ファンの間では子役時代からファンが多かった。ネット上で『やっと高橋一生の時代が来た』と書き込んでいる人が目立ちますが、映画ファンはこの時が来るのを15年は待っていましたと思いますよ」(映画誌ライター)
主演ドラマは今回が初めてだったが、くしくも裏番組は大人気ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)の最終回。ところが「『逃げ恥』は録画してもくり返し観ない。だが、こっちは高橋一生の詰め合わせだからくり返し観る」「星野源より高橋一生」といった声もあがっているほど。まさに高橋の時代到来を感じずにはいられない。