【パリ五輪】阿部詩「放心状態でギャン泣き」敗退で避けられない「五輪後の“異変”」危機とは

 7月27日の開幕から、連日熱戦が繰り広げられているパリ五輪。

 日本代表では柔道女子48キロ級の角田夏実を皮切りに、柔道男子66キロ級の阿部一二三、スケートボード女子ストレートの吉沢恋、フェンシング男子エペ個人の加納虹輝と、金メダリストが次々と誕生している。

 そんな中、まさかの敗退となったのが、7月28日に試合が行われた柔道女子52キロ級の阿部詩だ。

 東京五輪の金メダリストとして今大会に臨んだ彼女だったが、2回戦でウズベキスタンのディヨラ・ケルディヨロワに一本負け。リードしていた中で逆転を許してしまった。

 敗退の瞬間、頭を抱えて膝から崩れ落ちた彼女は、ショックのあまり畳のふちに座り込んでしまう。放心状態のまま号泣しながら関係者に抱えられて会場をあとにした。

 そんな、日本中に衝撃が広がった阿部の「ギャン泣き」敗退。翌29日の『めざまし8」(フジテレビ系)で橋下徹氏が「負けた時にああいうふうになるのは当然」とコメントするなど、メディアでは理解を示す意見が出ている。が、ネットでは異なる見方が多いようだ。

「阿部の『試合後の振る舞い』について、ネット掲示板や大手ニュースサイトのコメント欄などでは『相手への礼儀を欠いている』『武道家としていかがなものか』といった否定的な見解が大半。『これまでの好印象が一気に吹き飛んだ』『見苦しくてテレビを消した』といった辛辣なコメントも少なくありません。こうしたネガティブな意見が阿部に対して噴出していることにより、テレビ番組の制作陣も困惑しているんです」(テレビ関係者)

 方針転換を余儀なくされているのが、彼女を巡る「五輪後」のテレビでの扱い方だという。

「五輪後から年末にかけて各局のバラエティ特番で阿部のゲスト出演を予定しているのですが、今回の『ギャン泣き』に批判が集まっていることで、彼女が出演する番組まで炎上してしまうリスクが出てきてしまった。番組での扱い方を再考するだけでなく、出演自体が取りやめになるケースもありそうです」(前出・テレビ関係者)

 あまりに衝撃な「ギャン泣き」シーンが様々に拡散され完全には消えない。それによって炎上リスクもなくならない…。ネット社会ならではの悩ましい問題だが、何とか早めに映像自体が目立たない状態になっていってほしいものだ。

(塚原真弓)

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