世間から「作り直させるべき」と怒りの声が殺到したのは、パリ五輪に総合馬術日本代表として出場した北島隆三選手が公開した“ハゲた銅メダル“に対してである。
北島は8月17日放送の「せやねん!」(MBS)に同じく総合馬術・銅メダリストの田中利幸選手とゲスト出演。健闘の末に獲得したメダルを首から下げてお披露目した。
すると、番組MC・トミーズの雅は、パリ五輪メダリストからたびたび“早すぎるメッキ剥げ”証言が出ていることを明かした上で、北島の銅メダルを指し「本当に剥げてきてるんですよ、これ。ほら、ここ!」と表面の劣化を発見。カメラも銅メダルをアップで撮影し、メッキが剥がれている箇所を視聴者に伝えた。
かなりの剥がれっぷりに雅から「自分で落としたとか?」と尋ねられた北島は「いやいや、たくさんの方に触っていただいて」と説明。雅は「それ、アカンわ。触るだけで落ちたらアカンがな」とメダルのもろさを突っ込んでいた。
「パリ五輪のメダルをめぐっては、メッキの剥がれやすさが異常だとする証言が相次いでおり、フェンシング男子フルーレ団体で金メダルを獲得した松山恭助選手も、8月14日のXで『傷はあんまりついてないけど、なんか少しはげてきてる?? これは半年後、1年後はどうなってる?笑』と写真付きで投稿しています。松山が金メダルを手にしたのは8月4日のことで、わずか10日後にもかかわらず一部表面の剥がれが確認できます。メッキの劣化や変色はこれまでの五輪でも指摘されてきたことではありますが、ここまで早い証言は珍しく、熱戦を勝ち抜いたアスリートへのリスペクトに欠ける低品質な作りだとして『今大会は色々酷いな』『ハゲるの早っ!』『作り直させるべき』『パリ五輪は選手村の食事も良くなかったようですね』などの反応が飛び交いました」(テレビ誌ライター)
なお、松山は、「言えば交換してくれるってニュースでやってました」とする一般ユーザーからのリプライに対し、「あのかけてもらった時の感動がありますからね、、、」と返していた。
日の丸を背負った選手たちの輝きが消えることはないが、メダルのもろさについてはどこかモヤモヤの残るものとなってしまった。
(木村慎吾)