2016年も残りわずかだが、ゴールデンタイムのドラマのワースト視聴率を振り返ってみよう。
ワーストだったのは芦田愛菜とシャーロット・ケイト・フォックスがW主演した「OUR HOUSE」(フジテレビ系)で平均視聴率は4.51%。以下、松下奈緒主演「早子先生、結婚するって本当ですか?」(フジテレビ系)の5.61%、向井理主演「神の舌を持つ男」(TBS系)の5.62%、Hey!Say!JUMP・中島裕翔主演「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(フジテレビ系)の6.13%と続く。
また、高視聴率を期待されていた福山雅治主演のフジテレビ月9ドラマ「ラヴソング」は、まさかの平均8.54%の1ケタ台、同じくフジテレビの天海祐希主演「Chef~三ツ星の給食~」も7.05%と振るわなかった。この状況をテレビ誌ライターはこう話す。
「福山や天海にとっては、屈辱的な数字だったでしょうね。昨今の視聴率は“若者のテレビ離れと、録画があるから”と、低視聴率でも“世の中の流れ”という言い訳が横行していました。ですが、『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)や『ドクターX』(テレビ朝日系)は20%越えしてますから、この言い訳は通用しません。やはり、いい作品は数字に表れるということです。軒並み高視聴率を叩き出してきた福山や天海、芦田や向井にとっては“黒歴史”になったのは間違いないでしょうね」
これらの結果が次回作キャステイングの際の“材料”となるのは間違いない。“出なきゃよかった‥‥”という後悔の声が聞こえてきそうだ。