「ユーチューバー、おもんない」発言で賛否を招いたお笑いコンビ・霜降り明星の粗品だが、最近では自身も徐々に“YouTuber化“しつつある現状を語った。
粗品は「大好きな先輩、中山功太さんとの旅行ロケ」との説明書きを付した動画をYouTubeチャンネル「粗品のロケ」で公開(8月19日付)し、先輩芸人とのスピーディーな車中トークで視聴者を盛り上げた。
売れっ子の粗品に対し、中山が「ガッツリ休むって、いつぶり?」と尋ねると、「ボクね、もう結構減らしてるんですよ、仕事。自分の裁量でできるYouTubeとかを増やしてるんで。結構休み多いですよ」「週1~2回は全然休みあって。自分の好きなことをやって。減らしてますね、仕事」と、YouTubeでの活動をメインにしつつあると答えている。
現在の粗品は相方・せいやと共に出演するコンビの公式YouTube「しもふりチューブ」に214万人もの登録者を抱えているほか、個人チャンネル「粗品 Official Channel」に215万人、今回更新した「粗品のロケ」にも73万人の登録者がいる。
「214万人というコンビの動画の登録者数も異常に多いですが、粗品の場合、個人チャンネルの登録者がコンビのものよりも上回るという稀有なケースとなっています。加えて、メイン、サブに続く3rdチャンネル扱いとなる『粗品のロケ』でも70万人以上の登録者数というのは、いかに“単体”での粗品に人気があるかを証明しています。また、各チャンネルの動画再生数も安定してヒットを記録しており、続々と終了していく地上波バラエティ番組に頼らなくても、凄まじい収益が出ているのでしょう。ただ、そんな“自分の裁量で、自分の好きなこと”が実現できるYouTubeでの活動に魅力を感じているのであれば、それを生業とするYouTuberへの辛辣な『おもんない』発言はやはりリスペクトに欠けるものであり、“あなたも今ユーチューバーじゃん”と突っ込まれても仕方がないですね。また、『仕事は減らしてますね』と語る粗品に対し、“単に需要がなくなっただけでは?”と、レギュラー番組が数本に減った現状を強がっているだけだという見方もあります」(テレビ誌ライター)
2014年のYouTubeキャンペーン動画では「好きなことで、生きていく」とのキャッチフレーズが大きな話題となり、その後、「小学生がなりたい職業」ランキングではYouTuberが上位の常連となった。
そんなYouTuberに対して毒を吐き続ける粗品ではあるが、その裏には、そうしたライフスタイルへの憧れもあった!?
(木村慎吾)