8月25日放送「ブラックペアン2」(TBS系)第7話の放送開始30秒後に颯爽と登場した、シンガーソングライターの大黒摩季がめちゃくちゃ話題になっている。
大黒が演じるのは、東城大学医学部付属病院の副院長で内科医の江尻紀恵。これが「女優デビュー」となった大黒だが、演技に違和感がないどころか「上手い」と感じた人もネット上には数多く出現。X(旧ツイッター)のトレンドワードにも「大黒摩季」がランクインしたのも当然だろう。
内野聖陽演じる佐伯院長と神野三鈴演じる藤原看護師長が込み入った話をしながら歩いている時に「佐伯院長」と声をかけたのが、女優・大黒摩季としての初ゼリフだった。
演技達者と呼ばれる内野と神野のセリフをストップさせる威力をきちんと持っていた大黒の「佐伯先生」を聞いて、女優として中堅クラスになったあの女優より「はるかに上手い!」と私も感じた。と同時に、大黒はこれから女優業のオファーが増えるだろうなとも思った。
大黒と言えばパワフルな歌唱力が魅力の1つだが、声帯だって筋肉なのだから、たまには長めの休養も必要なのではないだろうか。そのほうが休養後にいい結果を残せそうだから、しばらくは女優業をメインにシンガー業を控えてはどうだろう。大黒にとってもファンにとっても、新たな展開に胸が躍るんじゃないだろうか。
大黒がもともと演技の仕事をしたかったのかどうかは聞こえてこないが、結果オーライ。大黒の女優デビューは大成功だろう。次回の出演作が今から気になる。
(森山いま)