俳優・小栗旬の「太っ腹伝説」に新たなページが加わった。8月24日放送の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)で、元週刊文春記者のジャーナリスト・中村竜太郎氏が小栗の豪快エピソードを「1人石原軍団」と例えて紹介した。
小栗は役者として30年のキャリアを積み上げながら、綾野剛や田中圭、坂口健太郎らが所属する芸能プロダクション「トライストーン・エンタテイメント」の代表取締役社長も務める、プレイヤー兼経営者である。
そんな小栗は後輩の面倒見が良いことで知られており、1つ下の田中が車を購入する際には、その半分を小栗が支払ったといい、中村氏はその経緯について「小栗さんは親分肌で気前が良い方。後輩に20〜30万円ぐらいする高級な財布をプレゼントしているのを見た田中さんが『俺、1回もプレゼントもらったことないよね』と言ったら、後日『車買ってやるよ』…」というやり取りを紹介した。
他にも、家電や時計などをプレゼントするようで、中村氏は「昭和スター並みの豪快な方」だと表現。いわく、泥酔した状態で「良い気分になるとあげちゃう」といったケースもあるといい、小栗が出演するドラマの現場ではギャラの半分にあたる金額を差し入れに費やしていると説明。「1人で石原軍団をやってる感じ」と、石原裕次郎が設立し、渡哲也や神田正輝、舘ひろしら大物が所属していた石原軍団を彷彿させる太っ腹ぶりだという。
酔った勢いで奢ってしまうこともあるという小栗に対し、お笑いタレント・なるみは、妻でモデルの山田優から「怒られてるんちゃう? 『何してんのアンタ!』って」と心配したが、その山田もまた、後輩への面倒見の良さで話題をさらったことがある。
「山田の後輩モデル・高橋メアリージュンが2021年3月放送の『おかべろ』(関西テレビ)で明かしたエピソードは多くの人を感動させました。実家が貧しかった高橋は雑誌『CanCam』の専属になりたての頃、7万円の収入のうち6万円を家族のために使い、残った1万円で好きだったあんぱんを買っていたと回想。そんな下積み時代に行った沖縄ロケでは、満足に洋服やバッグが買えなかった高橋が、持参した着替えやインナーをビニール袋に詰め込んでおり、周りから心配されてしまったのだそう。すると、後輩の窮状を知った山田が大量のオシャレな洋服をプレゼントしてくれたそうです。高橋は『しかも姉妹にくれたんです。本当に助かりました』と感謝していました」(テレビ誌ライター)
似たもの夫婦だったようだ。
(木村慎吾)