9月29日放送のNHK大河ドラマ「光る君へ」第37話「波紋」の冒頭から、凰稀(おうき)かなめ演じる赤染衛門に「左大臣さま(道長)=柄本佑=とあなたはどういうお仲なの?」と質問された吉高由里子演じる藤式部(まひろ)。
先週の予告でもこの2人のシーンがオンエアされ話題になっていたが、まさか冒頭から展開されるとは思っていなかったから驚いた。衛門(凰稀)のストレートすぎる質問に言葉を失った藤式部(吉高)だったが、衛門は続けて「そういうこともわからないでもないけれど、お方様(倫子)=黒木華=だけは傷つけないでくださいね」とやんわり忠告。衛門もかつては道長の父・兼家(段田安則)と「そういうこと」をしていただけに、それ以上のことは何も言わないという「大人の対応」を見せた。
この衛門の対応に注目が集まると同時に、なぜ不倫をしている当事者は自分たちの関係に誰も気付かないと思っているのか、これは“不倫脳”なのか、まひろと道長はまるでバレバレな社内不倫をしているようだと、ネット上で話題になっている。特に道長は藤式部に対してフランクすぎる、少しは周囲の目を気にしてほしいと指摘する声が数多くあがっているのだ。
すでに正室の倫子は、道長と藤式部の間に「特別な何か」があることに気付いていることが、黒木の秀逸な演技から伝わってくるから、おそらく道長は今後もやらかし続けるだろう。
衛門に忠告された藤式部とまたやらかしそうな道長の関係は、これから変化するだろうか。
(津島修子)