旧ジャニーズ事務所からタレントのマネジメント業務を引き継いだ形の「STARTO ENTERTAINMENT(STARTO社)」だが、所属タレントのファンたちが悲しむ事態が続いている。松本潤や中山優馬らが独立を発表したり、熱愛報道も相次いだ印象が強いが、SixTONESのジェシーに至っては綾瀬はるかとの婚前旅行が発覚して急激にファンが離れ始めているとも言われている。
そんなSTARTO社だが、timeleszが行っている新メンバーオーディションでも、ファンからクレームがSNS上で殺到している。
「timeleszは、今年4月1日にSexy Zoneから改名したタイミングで新メンバーオーディションの実施を発表。旧ジャニーズ時代から見ても、STARTO社に所属するアイドルグループが追加メンバーをオーディションで選ぶのは異例の事態ですが、突然のことに反対の声をあげるファンも多く、現在もSNSでは批判的なコメントが投稿されています」(民放関係者)
このtimeleszの新メンバーオーディションは、「timelesz project -AUDITION-」としてNetflixが9月13日から配信。菊池風磨らメンバー3人が候補生を面接する様子が配信されているのだが、快く思わないファンがSNSで暴走。メンバーや候補生たちに中傷コメントが飛び交う事態に発展してしまっている。このファンの暴走を受けて、同プロジェクトの運営本部は公式に誹謗中傷に関する注意喚起を発表。「timeleszのメンバーはたくさんの応募者の方々にお会いしながら、真摯にこのプロジェクトに向き合い、取り組んでおります」と説明しながら、「誹謗中傷や虚偽事実の拡散等が行われた場合は、法的措置も含めた毅然とした対応を行いたい」としている。
ファンなら喜びそうにも思える新メンバーオーディション。だが、オーディションの様子を追いかけ続けている、ネットニュース編集者が内情をこう明かす。
「オーディションに参加した候補生は、元ジャニーズJr.やインフルエンサーなど、多種多様な参加者が集結。中には、舐めきった態度でメンバーの前で手拍子ダンスを披露して大炎上した候補生もいます。timeleszメンバーからSNSに女性とのツーショット写真をあげていることを指摘され、詰められるケースも。要は、本気度が感じられない候補生が目立ち、いきおい、ファンからは、無理にメンバーを増やす必要がないとの指摘が出ているわけなんです。メンバーはグループに対して愛があることを絶対条件にしていますが、イケメンでダンスや歌もうまいという男性が、かつtimeleszファンである確率はかなり低い。正直、何のために行っているオーディションなのか迷走している状況で、メンバーや運営にも苦言が出ています」
来年初頭には新メンバーが決定する見込みだというが、「この後も非難の声が集まりそう」と前置きして、スポーツ紙記者が言う。
「どこかのタイミングで、メンバーの後輩であるジュニアもオーディションに参加するものとみられます。となると、現在行われている一般人のオーディションは意味がないのではないかという指摘も少なくありません。さらにファンが離れてしまう恐れもあるほどです」
エージェント契約を導入するなど、旧ジャニーズ事務所時代から考えると様座な改革に着手している途上のSTARTO社。過渡期の苦境をうまく乗り越えられるか。
(渡邊伸明)