“日本版グラミー賞”とも称されている国際音楽賞「MUSIC AWARDS JAPAN」の概要が、さる10月21日に発表された。2025年5月に京都で開催されることになり、この1回目に注目を集めるべく、主催者サイドには「嵐の再結成ライブ」という思惑もあるようで…。
国内音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)で構成される一般社団法人カルチャー アンド エンタテインメント産業振興会が都内で会見を開き、概要を説明。ストリーミングの拡大により、グローバル規模で日本の音楽が広まる中、海外進出を後押しできるようなアワードとなることを目指しているという。
来年5月に開催される「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」では5月17日から23日を開催ウイークとして、アーティストのイベントなどを開催。5月22日の授賞式は地上波での中継が検討されているという。
「とにかく1回目のアワードを盛り上げる必要があり、賞の受賞者とは別に、特別なことをやって世間の注目を集める必要があるという話し合いになっているそうです。もちろん海外アーティストを呼んでライブするというのも検討されていますが、もっと注目を集めるために、現在、グループとして活動を休業している嵐を再集結させてライブをさせたいと目論んでいるんだとか」(音楽関係者)
嵐は20年末をもって活動を休止。今年の11月3日にはデビュー25周年の記念日だが、「5人が集まる」ということができないだろうと言われている状態だ。もちろん実現すればファンも喜ぶかもしれないが、ハードルは高い。
「もともと賞レースには参加しないという意思を貫き、レコード大賞も参加しないのが旧ジャニーズですから、新設したアワードに参加するとは思えません。出演するようなことがあれば日本中の注目を集めるでしょうが、絵に描いたモチで終わるでしょうね」(前出・音楽関係者)
休業しているものの、いまだに嵐が目玉にしたいと思われるだけのグループであることは間違いないようだ。