ここ最近、ドラマでは「プチぽっちゃり系」女優が大活躍している。代表格は元AKB48の野呂佳代。現在ドラマ「ザ・トラベルナース」(テレビ朝日系)に出演中で、「アンメット ある脳外科医の日記」(フジテレビ系)、「西園寺さんは家事をしない」(TBS系)など今年だけでも7本以上のドラマに登場した。安心して任せられる名バイプレイヤーとして、最も注目されている女優と言えよう。
「野呂は、アイドルを卒業後、バラエティ中心に活躍していましたが、徐々に女優業にシフト。昨年の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)出演などで一気に女優ブレイクしました。少しぽっちゃりしたイメージを活かして、周りを明るくするような役が多いんですが、どのドラマでもぽっちゃりした役どころには需要があり、野呂が起用され続けているという構図です」(民放関係者)
他にも、現在放送中の「嘘解きレトリック」(フジ系)に出演している磯山さやかもプチぽっちゃりで人気だ。この民放関係者がこのタイプの女優の人気の秘密を明かす。
「視聴者が親近感を覚えやすく、ドラマの中に一人入れておくと安定感が出る。ナースや飲食店の店員、また野呂さんが演じたハウスキーパーといった職種が設定されがちです。主役になるのことはマレですが、作品の中でホッとできる癒やし系の存在として登場するので、視聴者からも愛され、どの女優は好感度が上がっています」
そんな中、野呂や磯山に続く存在としてここに来て注目されている若手女優が吉川愛だという。吉川といえば子役出身で、現在では女優としてドラマを中心に活躍。今年だけでも、「マルス-ゼロの革命-」(テレ朝系)や「降り積もれ孤独な死よ」(日テレ系)でヒロインを務め、現在も「マイダイアリー」(テレ朝系)で主人公の友人役を担当。途切れること無く連ドラに出演し続けている。
「吉川は、ここ最近、肉感的になってきて、劇中では体型が隠れるようなゆったりしたワンピースを着ることも多い。特に『降り積もれ孤独な死よ』では、衣装との兼ね合いもあってか、ポッチャリ具合が進行しているように見えました。とはいえ、それがマイナスになっておらず、おっとりした役を演じることも多く、癒やし系の雰囲気で人気を集めています。子役出身ならではの定評ある演技力も手伝って、新世代の癒やし系女優として、ドラマスタッフの間で注目されています」(前出・民放関係者)
モデルも務める吉川としてはもしかしたら不本意な目立ち方もしれないが、「絶妙なバランス」を武器に活躍の幅を広げて頂きたい。
(渡邊伸明)