官房長官時代に「令和」の元号を発表し、その後、総理の座についたこの方、先の衆院選の街宣活動でも、元気がなさそうな姿が報じられていた。親しいジャーナリストが電話した際の反応をテレビ番組で明かしたところでは、口調は元気そうだったというのだが、確かに、このところ、発言する姿を見ることが少ない。覇気がなく見える背景にいちはやく迫った本サイト記事には関心が集まった。(10月1日配信)
9月27日に行われた自民党総裁選で高市早苗氏に決選投票で勝利し、「総理大臣の座」をつかんだ石破茂氏。
5度目の挑戦で悲願を達成した石破氏だが、何とも不安の多いスタートに―。
総裁選後、初の営業日となる9月30日の日経平均株価は大きく下落。一時は2000円以上急落し、終値は1910円安となった。
市場の「石破ショック」を受けて今後の日本経済の先行きを危惧する声が集まっているが、株価と同様に石破政権にとって大きな不安要素の指摘が。報道関係者が語る。
「新政権の誕生を翌日に控えた30日に自民党の新執行部が発足し、最高顧問に麻生太郎氏、副総裁には菅義偉氏が就任したのですが、この日行われた『新役員共同記者会見』での菅氏の様子が極めて異様だったんです。『新総裁を先頭に課題に取り組んで国民の負託に答えたい』と意欲を語っていたものの、終始虚ろな目で、体調が芳しくない様子。たびたび言葉に詰まり、声もガラガラでした」
元総理である菅氏の異変にSNSでも「菅さん大丈夫?」がトレンド入りするなど、心配の声が相次いているのだ。
「今回の自民党総裁選で菅氏は小泉進次郎氏を支援。9月8日に横浜市内で行なわれた小泉氏の街頭演説で菅氏もマイクを握ったのですが、この時も声が出ておらず体調不良が心配されていました。一部メディアで『過去に脳梗塞を発症したとの噂があり、その後遺症が残っているのではないか』と報じられたこともあります。昨年春の話ですが、それでも、今回の会見での菅氏を見て、副総裁の仕事を全うできるのか、自民党内でも心配する声があるのは事実です」(前出・報道関係者)
復調を祈りたい。
(塚原真弓)