1950年代初頭、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川社長が、当時住んでいた東京・代々木の占領アメリカ軍宿舎近くの少年たちおよそ30名を集めて、少年野球チームを結成したことが、ジャニーズのルーツと言われている。野球チームのメンバーから美少年を集めて、初代ジャニーズを作ったのだ。
ジャニーズ野球大会が1980年代から今なお開催されているのは、こんな背景があるため。ジャニーズと野球は切ってもきれない縁で結ばれているのである。
「ジャニーズJr.を採用するとき、野球経験の有無を聞かれるそうです。中居正広、KAT-TUN・亀梨和也はプロを目指していたほどの野球好きですが、他にも少年野球経験者がとても多いです」(アイドル誌記者)
そんな中、他と少し毛色が違うのが元NEWSで現在は俳優の内博貴だ。小学生のときは「リトルタイガース」というチームに所属。ライバルチームの「ブラックイーグルス」には、現在はメジャーリーグのテキサス・レンジャーズに所属するダルビッシュ有がいたのだ。
「リトルタイガースのほうが断然強かったそうです。内は、ベンチで泣いているダルビッシュを監督が『泣くな、ボケ!』と叱責する姿を見たとか。これを内がテレビで明かすと、ダルビッシュは後日ツイッターで、『小学校のときはキャッチャー』、『試合で泣いたのは高2の夏の決勝後だけ』と否定しているので、真実はわからないままなのですが‥‥」(前出・アイドル誌記者)。
現在は舞台を中心に活躍している内。スターへの片道切符を手に入れたきっかけは、野球への愛と経験だったのかもしれない。
(北村ともこ)