11月26日深夜放送の「上田と女がDEEPに吠える夜」(日本テレビ系)にゲスト出演した俳優・竹財輝之助に胸を射抜かれてしまった。
この日のテーマは「不妊治療のリアル前編」。番組冒頭でMCの上田晋也から「不妊治療ってやっぱり理解不足のところ、ありますよね?」と言われた竹財は「ボクは結構、知ってるほうだと思いますね。ボクも経験ありますし。多少ですけど」と謙虚ながらいきなりのカミングアウト。その後も詳細な経験談を次々と明かしたのだ。
不妊治療のきっかけは「高齢で出産というパターンだったので。なかなか妊娠しなくて、一緒に病院行って調べてもらって、ボクの精子の動きも悪かったですし。だから、ボクも体外受精までやりました。うちも3年やりましたね。女性側の負担が多いので、メンタルがすごい大事だと思います」と明かし、あくまでも女性側を労わる気遣いを見せた。さらに「最後にしよっか、お金もかかるし、って。そこで妊娠したんです。妻も気がラクになったのかな。3年、大変だったので。やっぱり」と回顧した。
竹財いわく、男性側の不妊治療に身体的な痛みはないが、妻の通院時間に合わせて精子を採取しなければならないことくらいしか、大変なことはなかったそうだ。しかし「何でしょうね、変なプライドですかね。他人に『不妊治療をやらないとできないんだ』って思われるのも嫌だなと思いましたし。採精する部屋があるんですよ。あそこもたぶん、男の人は屈辱に思う人が多いんじゃないですかね」と自分を含めた男性側の心理的な大変さを端的に説明。「いわゆる個室で、ビデオとかを見ながら精子を採らなきゃいけないんですけど。イヤな男性は多いかもしれないですね。恥ずかしいっていうのが一番(大変)かもしれないですね」と事もなげに振り返った。そんな竹財を見ながら「惚れてまうやろー!」と叫んだ人は、きっと私だけではないだろう。進んで公言したいとは思えない体験談を笑顔で淡々と語る竹財に、ズギュンと胸を撃たれてしまった。
12月3日には「後編」が放送されるので、竹財に胸を撃たれたい人には強く視聴をオススメしたい。一緒に胸を射抜かれよう。
(森山いま)