やはりトップアスリートには独特な食のこだわりがあるようだ。11月30日、サッカー日本代表DF長友佑都の妻でタレントの平愛梨が「ジャンクSPORTS」(フジテレビ系)に出演し、ふだんの食事事情について明かす場面があった。
平によると「アスリートは離乳食にもこだわる」とのことで、6歳の長男、5歳の次男、3歳の三男、1歳の四男を育てる上での、長友からの“要望”を紹介した。2018年2月に生まれた長男の離乳食を始めたのが長友の遠征中だったといい、ある日、長友から長男にどんなものを食べさせているのかを聞かれたのだという。
平は離乳食の詳細を伝えたところ、「もうちょっとタンパク質を増やしてくれる?」「もう白身魚は食べられるかな」「鶏の挽き肉をあげてくれる?」などと求められたようだ。
細かなリクエスト内容に番組MCのダウンタウン・浜田雅功は「“いちいち、もう!”とかは思わへんの?」と、長友に対してイライラしないのかと疑問視したが、平は「思わないです。“あぁ、そうか!”みたいな。“そうしたら骨も強くなるよな”みたいな」と素直に長友のアドバイス通りに食事を作っているという。
「一見すると、“面倒臭そう”にも見えてしまうアスリートの食へのこだわりですが、平には『そんなにラクでいいんだ』と驚くようなこともあったといい、それは長友本人の朝食だといいます。長友は10年から18年までイタリアでプレーしており、その8年間は毎日必ず朝食が『炒飯だった』と説明。本場のイタ飯ではなく炒飯という意外なメニューですが、平いわく『炒飯一つでタンパク質も炭水化物も摂れるから』という理由で、『毎朝炒飯だと飽きるかなと思ったんで、ジンジャーライスを勝手にやったら、“えっ、勝手に変えないで”みたいな』と、メニューは固定だったようです。長友にとっては大事なルーティンの一つで、『朝は基本的に一緒でいい』というのが彼のルール。よって、平は朝から“何を作ろうか?”と変化に富んだメニューを考える必要がなく、本人はそのあたりは“ラク”だとポジティブに捉えているようです」(テレビ誌ライター)
朝はコーヒーとトーストのみという一般家庭に比べれば、起きて早々に炒飯を作るのは手間のかかる作業かもしれない。が、世界を渡り歩いた日本代表アスリートの朝食としては、非常にシンプルなメニューだと言えるだろう。
(木村慎吾)