元テレビ東京のフリーアナでタレント・森香澄による“スイッチのオンオフ”にまつわるエピソードトークに対し、スタジオではブーイングが集まったものの、世間からは共感する反応が多く寄せられている。
森は11月25日放送の「大悟の芸人領収書」(日本テレビ系)に出演し、時と場合によっては、私生活であっても“あざとさ”を出さなければならないシーンがあるといい、友人とランチを楽しんでいた際の出来事を紹介した。
「深いところまでしっかり話せる親友っていうのが、本当に数人しかいないんです。その女友達を相談とかもあってランチに誘ったんですよ」と、何でも話せる同性の友人と食事に出かけたが、その途中に友人から「旦那さんが近くで買い物をしてるから、連れてきていい?」との提案が。
森はこれを承諾したものの「そうなると、私はトイレに立って、仕様を“(タレント)森香澄”に変更しなくちゃいけない」と化粧を直さなければならなかったと説明。これを聞いたスタジオの男性陣からは「合コンじゃないんだから」と突っ込まれたが、森は「狙うとかそういうことじゃないですよ。“オンエア森香澄”になるために。(相手の夫とは)直接の知り合いじゃないから、視聴者と変わらないわけですよ」と、タレントとしておかしな格好では会いたくないと主張する。
お笑いコンビ・FUJIWARAの藤本敏史から「旦那さんにはどう思われてもええんちゃうの?」と指摘された森は、「旦那さんとかって、私と関係ないから、しゃべるじゃないですか、いろんなところで。そういう人の意見がいちばん信憑性がある。『森香澄、生で会ったけど、マジで超可愛かったよ』とか『マジで良い子だったよ』とか」と、女性タレントならではの悩みを吐露。
さらに、「最近、私の周りが結婚していて、女友達の会で、最後のほうに旦那さんとか彼氏を連れてくる人がめちゃくちゃ多いんですよ」と嘆き、毎回のようにスイッチをオンにしているのだという。
「森が様々なバラエティ番組で“LINEで男性をオトす方法”や“飲み会で気になる男性にテーブルの下で足をチョンチョンする”といったテクを紹介していることもあり、相手が友人の夫であっても、まるで合コンのような“狩りのモード”になっていると勘違いされてしまうのでしょう。しかし、同じ女性同士で深い話をしようとセッティングした会合にもかかわらず、森と直接的な接点が何もない男性が割って入れば、彼女には“周りに何をリークされるかわからない人”という認識になるのは当然のこと。しかも、当初は女子会というつもりで集まり、男性が来ることは把握していなかったわけですから、スイッチはオフに近かったはず。それを強引にオンにしなければならない状況を作った友人側の配慮が欠けていたと見るのが普通でしょう。ネットでも、スタジオの反応とは対照的に『予定にない人を途中から呼ばれるのって芸能人からしたらイメージ商売だから遠慮したくなるのは当然だと思う』『友人と会う時に誰かのカノジョとか知らない人が1人でも入るともう気の置けない会ではなくなる。友人が芸能人ならまして気を使うべきじゃないだろうか?』『女子の会に旦那とか彼氏を連れてきてほしくない。ほんと嫌』と森への共感や同情、そして友人の行動を咎める声が多数派でした」(テレビ誌ライター)
束の間の休日、リラックスしてスイッチを切りたかったであろう森には、ストレスの溜まる出来事だったと言えるだろう。
(木村慎吾)