1月14日スタートのドラマ「スーパーサラリーマン左江内氏」(日本テレビ系)が反響を呼んでいる。実はこのドラマの脚本・演出は、あの「勇者ヨシヒコ」シリーズでおなじみの福田雄一。パロディやオマージュをふんだんに取り入れて笑いに昇華できるコメディの名手だが、これまでの主戦場は深夜枠。「ゴールデンタイムでも通用するのか?」と一部の福田ファンからは心配する声もあがっていた。
「主演の堤真一や小泉今日子の無駄使い感や“福田組”と呼ばれ、深夜ドラマの役名である“メレブ”と呼ばれるムロツヨシや“仏”と呼ばれる佐藤二朗のアクセント使いは深夜以上の出来栄えです。特に堤と佐藤が歌って踊る『恋ダンス』の破壊力はすさまじかったですよ。さらにこのシーンの壁には、『火曜日はハグの日』と書いてあるように見えて実は『火曜日はハンバーグの日』と書いてあるポスターが貼られていて、どちらも前クールで高視聴率を獲得した他局のドラマ『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系)へのオマージュ。土曜の夜に腹を抱えて笑えるドラマは斬新です」(テレビ誌ライター)
原作は藤子・F・不二雄による漫画「中年スーパーマン左江内氏」。新たなる作品として生まれ変わった感のあるこのドラマのような漫画原作の実写ドラマなら、楽しくて見応えがあるのだが。