奈緒主演の火曜ドラマ「あのクズを殴ってやりたいんだ」(TBS系)が12月10日、最終回を迎え世帯平均視聴率は前話の4.9%から0.8ポイントアップの5.7%で幕を閉じた。
結婚式当日に新郎に逃げられた主人公・佐藤ほこ美(奈緒)。その後に“好き”になったのは、バーで働きながらカメラマンをしているイケメンの葛谷海里(玉森裕太)。だが、葛谷は複数の女性を手玉にとる女たらしだった。
その正体を知ったほこ美は、葛谷を殴ってやりたい一心で、ボクシングを習い始める。実は葛谷、将来を有望視されたボクサーだったのだが、対戦相手が試合後に亡くなったことにより、ボクシングから遠ざかった過去があった。
けれども、真剣にボクシングと向き合うほこ美に触発され、人生に前向きになり…というストーリーだった。
視聴者の感想としては「見事なハッピーエンドで良かった」「ほこ美のボクシングへの凄まじい努力が伝わってきて、胸が熱くなってしまいました」「ほこ美、よかったよ!感激!…思わず泣いてしまった」など、暖かい涙のラストに満足したようだ。
「葛谷の写真展会場を後にするラストシーンで『オレよりボクシングのほうが好きなんじゃないの?』と言う葛谷に、ほこ美は『もぉ~わかってくるくせに』。その後に“パンチをする音”が流れてタイトル『あのクズを殴ってやりたい』が鮮やかに回収された、実に爽やかな終わり方でした」(テレビ誌ライター)
視聴者の中には「プロになったほこ美が、チャンピオンになるまでを見てみたい」との続編要望もあった。ボクサーを演じきった奈緒に拍手を送りたい。