水谷豊が主演を務め初代・相棒の寺脇康文とのコンビが好評のドラマ「相棒 season23」(テレビ朝日系)。第7話が12月11日に放送され、世帯平均視聴率は9.8%。今クール初めて2ケタ台を割ってしまった。
この日の放送回には、6話のヒロコママ(深沢敦)に続き、元捜査一課の三浦信輔(大谷亮介)が登場。放送前から「懐かしの顔が続々登場でうれしい!」と、相棒ファンを歓喜させていた。
今回の物語で発生した事件は、公園で刺殺遺体が発見されるというもの。被害者は、29年前に元交際相手の板倉里穂(岡田莉世)を殺害した容疑で指名手配され、逃走していた押見博樹(鎌倉太郎)だった。
事件を知った三浦は、杉下右京(水谷)と亀山薫(寺脇)と会い、29年前の事件で遺族の対応をしていたと打ち明ける。そして、押見を殺害したのは、里穂の婚約者だった恒川圭一郎(神尾佑)ではないか、そして、そのトリガーとなったのは、自分ではないかと相談するのだった…。
視聴者の感想としては「三浦さんの登場は嬉しかった」と、再登場を喜ぶも、ラストシーンは「事件解決後は『こてまり』で右京さんたちと1杯か、伊丹憲一(川原和久)、芹沢慶二(山中崇史)の“トリオ・ザ・捜一”と赤ちょうちんで…というのがよかったなぁ」など、の要望もあった。
「懐かしのゲストが、2週続けて登場したことで、視聴者の中には“相棒の終焉”を心配する声もありました。ですが、同じテレ朝のドル箱だった『ドクターX』は、主演の米倉涼子が劇場版をもってキッパリと『ラスト宣言』しました。局としては看板ドラマの『相棒』を継続させたい意向のようです」(テレビ誌ライター)
現在、実年齢72歳の水谷が、どこまで杉下を演じることができるかに今後がかかっているようだ。