数年前には「おじさん構文」なるLINEが話題を集めましたが、最近ではOVERアラフォー世代が送る「オバサンLINE」もたびたび注目を集めています。
オバサンLINEの特徴は様々ですが、私たち40代が「よかれ」と思って使う文章や表現も、他者から見ると「T H E・オバサンLINE」にしか見えないものがあります。
私たち40代以上の世代がやりがちだけれど男性たちからはすこぶる不評なLINEから、今回は「オーバーすぎるリアクションのLINE」のヤバさを解説します。
■ノリノリで返ってくるリアクションに引く男性たち
「えー!? ヤバいじゃん!!本当に大丈夫!?!?」といった「!」や「?」の多用や、絵文字やスタンプでリアクションを過剰に連発するLINEは、対面での会話のノリそのままで私たち世代が送りがちな文面でもあります。
女性側はLINEだろうとまるで対面で会話をしているかの空気感を出そうとして、つまり「よかれ」と思ってあえてテンション高めの文章を打っているわけですが、これが男性たちからはすこぶる不評を買ってしまうことが多々あります。
しかも年下世代のみならず、OVER40世代の同世代や少し上の世代の男性たちからも内心で引かれやすい実態があるのです。
■なぜ男性はオーバーなリアクションのLINEに引くのか
男性たちがオーバーなリアクションのLINEが届いた瞬間に思わず引いてしまう理由は、ズバリ「対面でオーバーなリアクションをしている人には、品のないオバサンが多いから」に尽きるでしょう。
つまりLINEでのオーバーリアクションは、対面でのコミュニケーションにおける大げさな反応と同じ印象を与えるほど破壊力があるというわけです。
実際に筆者がヒアリングした男性たちからは「普通に下品」や「大げさすぎて話す気が失せる」、「いかにもオバサン。身振り手振り激しめで話す様子が目に浮かぶ」などのマイナスな意見が続出していました。
どうやらオーバーなリアクションのLINEは、私たち女性側が狙っている「楽しげ」な雰囲気よりも「いかにもオバサン」がやりがちな大げさな反応といった印象が勝ってしまうようです。ほどほどに抑えたほうが良さそうですね。
共感や驚きはコミュニケーションの基本です。しかし大げさな印象を与えた時点で白々しさが出てしまい、マイナスな印象を醸しやすい面は否めません。
品格のある40代を目指すにあたっては、落ち着いたリアクションを心がけ、余裕を感じさせるLINEを心がけたいものです。
(並木まき)