「小中高生が勉強を教えてほしい芸能人」に、3年連続で嵐・櫻井翔が選ばれたことがわかった。「すららネット」の調べによるもので、小1から高3までの男女に質問。720名の有効回答数で、その8割近くが中学生男女だった。
このアンケートは「小中高生の勉強に関する意識調査2017」として実施。「勉強を教えてほしい芸能人は誰ですか?」という質問で、櫻井が全体のトップを占めた。2位にメイプル超合金のカズレーザー、3位にはオリエンタルラジオの中田敦彦が選ばれている。芸能ライターの解説を聞こう。
「男子の投票では1位・カズレーザー、2位・櫻井、3位・中田の順で、女子は1位・櫻井、2位にマツコ・デラックス、3位は中田とカズレーザーが同率で分け合っています。ここ3年間の調査結果を見ると、その年ブレイクしたタレントが浮かんでは消える激戦が繰り返されている。そんな中で、3年連続で女子のトップをキープしたのが櫻井。人気商売とはいえ、なかなかできるものではないですよ。慶応幼稚舎から付属中、付属高を経て慶大経済学部を卒業した。報道番組でキャスターを務める、ジャニーズきっての知性派ぶりが、受けた理由のひとつでしょう」
ちなみに2015年度は、北川景子と小島よしおがランクイン。翌年はマツコ・デラックスに桐谷美玲、福士蒼汰らだった。カズレーザーは同志社大商学部卒、中田は慶大経済学部卒。北川は明大商学部卒。小島は早大教育学部卒。桐谷はフェリス女学院大文学部卒と、揃って高学歴だ。
福士は高卒ながら独学で英語を勉強し、英検2級に合格、ハリウッド映画出演という夢のために勉強を続ける努力家の面が注目された。千葉県立犢橋高校を卒業しているマツコは、学歴は二の次。誰よりも的確な指摘やアドバイスをくれる毒舌ぶりが評価されたようだ。
櫻井の鉄板人気について「ギャップ萌え」だと指摘するのは、ベテランのアイドルライターだ。1月21日放送の「嵐にしやがれ」(日本テレビ系)の櫻井の単独コーナーに、その理由が隠されているという。
「番組の『ニッポン再発見!櫻井翔のいきなり取材』コーナーで、櫻井はお坊さんになるための高校を訪問。そこで男子高校生の真面目な修行ぶりに目を丸くしました。一方で視聴者が目を見張ったのは、櫻井のポンコツ男子ぶり。生徒をまねて超高速掃除に挑戦するも、不器用すぎて話にならない。頭脳明晰で知識量も半端ではないのに、実生活に結びつくことがまるでダメ。はたきかけは満足にできない、ほうきを持たせれば、段取りを間違えて一定方向に向けてやらず、ごみをまき散らすだけです。大真面目な顔で一生懸命やるのにドジりまくる櫻井の姿に、萌える女性ファンが続出しました。ほっとけない一面が母性本能をくすぐられ、キュンキュンしてしまうんです。櫻井はまったく自炊しないので、包丁さばきもおぼつかない。私がいなきゃダメ、という気持ちを起こさせるのがキモですね」
当分、櫻井の地位はゆらぎそうにない。
(塩勢知央)