昨年末に女性トラブルが報じられ、出演番組の降板を余儀なくされていた中居正広が芸能界引退を発表した。
1月23日、自身の公式サイトに「ご報告」と題して投稿した中居。同日をもって芸能活動を引退し、個人事務所である「のんびりなかい」も廃業を予定しているという。
引退の原因となったトラブルについて「これで、あらゆる責任を果たしたとは 全く思っておりません」「今後も、様々な問題、調査に対して真摯に向き合い、誠意をもって対応して参ります」とした上で、「全責任は私個人にあります」と綴った中居。あらためてトラブルの相手と関係者に謝罪し「37年間、ありがとうございました。さようなら…」と締めくくった。中居の引退報告についてテレビ関係者が語る。
「1月9日に発表した『お詫び』の文章では『示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました』と記したことで、世間から猛批判を浴びましたが、今回の引退報告は腹をくくった印象を受けました。報告と謝罪のみの簡潔な文章で、しっかりと弁護士のチェックを受けた上での声明だったのではないでしょうか」
もっとも、先行して発表した「“ファン向け”引退報告」では中居の本心が垣間見えたという。
「基本的な内容は同じですが、ファン向けの声明では文末に『ヅラの皆さん 一度でも、会いたかった 会えなかった 会わなきゃだめだった こんなお別れで、本当に、本当に、ごめんなさい』との文言が綴られている。この部分こそが、芸能界を引退せざるを得なくなった中居の偽らざる本心でしょう」(前出・テレビ関係者)
あまりに切実なメッセージであった。
(塚原真弓)