モーニング娘。時代の後藤真希と言えば、プロデューサーのつんく♂からも「10年に1人の逸材」と絶賛され、13歳でグループに加入すると、直後に発売されたシングル「LOVEマシーン」(1999年発売)でセンターポジションを担当。若くしてエースとして君臨したことで、つんく♂にも「歌詞変えてほしい」「こういうの歌えないよ」など、反発できるほど尖っていたそうだ。となれば、後藤とバチバチなメンバーもいたことは想像するに容易いことだろう。
そんな後藤は2月16日放送の「おしゃれクリップ」(日本テレビ系)にて、モー娘。時代に様々なユニットでも活動した中で、特に藤本美貴、松浦亜弥と2002年に結成した「ごまっとう」を“一番しびれたユニット”として挙げている。
理由については「ソロのメンバーを集めて作ったグループではあるので、個性がみんな強い。自分をそれなりに持ってる」と、当時の藤本と松浦の印象を明かし、「『どうやって話そう』とかそういうところでも緊張する機会が多かった」と振り返っている。
「藤本と松浦はもともと、それぞれがソロで活動していたこともあり、一緒にお泊りをしたりと仲良しだったようですが、後藤と松浦はバチバチな関係だったことは有名ですよ。何でもライブツアーで楽屋に2人きりになった際、後藤から『あたしさ、あなたのこと嫌いなんだけど』と伝えると、松浦も『あたしも嫌い』と言い返したという出来事があったことを18年9月放送の『誰だって波瀾爆笑』(日テレ系)で告白しています。ただ、周囲にも目に見えてわかるほど仲が悪かったというわけではないようで、藤本も2人が不仲であったことは活動期間中全く気付かなかったと話しています」(アイドル誌ライター)
ただ、周囲の目に触れないところでは、お互いを激しく意識していた後藤と松浦だが、次第に互いのプロ意識の高さを認めるようになり、今では困りごとがあった時には相談するほどの仲良しになったということのようだ。一度、面と向かってぶつかり合ったことで築けた友情と言えそうだ。
(本多ヒロシ)