2月24日に「南原清隆生誕60周年記念特番」として8年ぶりに復活した「ウンナン極限ネタバトル!ザ・イロモネア~笑わせたら100万円~」(TBS系)が放送され、少なくない視聴者がある芸人に対して疑問を感じているようだ。
この番組は、「一発ギャグ」「モノマネ」「ショートコント」「モノボケ」「サイレント」の5つのお笑いジャンルから、芸人たちが挑むジャンルを自分たちで順番も含め選択。番組が無作為に100人の観客の中から5人の審査員を選出。1stチャレンジから4thチャレンジまでは3人、ファイナルチャレンジだけ5人全員の審査員を笑わせることができれば100万円獲得となる。
この日の放送では、お笑いコンビ・錦鯉、ずん、バナナマンのほか、有吉弘行率いる「チーム太田プロ」という、劇団ひとり、アルコ&ピース、タイムマシーン3号の総勢6名が100万円獲得となった。しかしネット上では、「チーム太田プロ」が100万円を獲得したことに首をかしげている視聴者が多いようだ。
というのも、総勢6名のチームかと思いきや、芸を披露したのはほぼ有吉だけ。しかも1stチャレンジで「モノマネ」を選択し、鼻声を思わせる声で浜崎あゆみのモノマネを披露したことから始まり、ファイナルチャレンジで有吉と劇団ひとりがズボンを脱ぎ捨てて相撲をとり、フンドシに見立てた着衣をつり出しのようにしながら、お互いのヒップの白肌をプリプリと見せていくことで笑いを誘ったことに対し「アレは芸じゃない」「やってることがテレ東深夜の『ゴットタン』だよ。ゴールデンタイムにお笑いとして披露することじゃない」「これで100万円獲得するのはずるい」「これのどこがおもしろいのか。ぜんぜん笑えない」といった声があがっているのだ。
無作為に選出された審査員5人さえ笑えば100万円を獲得できる仕組みだが、自分もこれを見ても、まったく笑えなかった。観客として集められた100人は笑いの沸点が低い人だけが集められていたのだろうか。
(森山いま)