大先輩の明石家さんまに厚かましいクレームを入れたのは、40年近い付き合いがあるお笑い芸人のジミー大西だ。3月3日、日本テレビ系「大悟の芸人領収書&パニックGP」に出演し、“育ての親”に不満をぶちまける場面があった。
ジミーは吉本興業に弟子入りした18歳の頃にさんまと出会い、付き人として運転手を担当。連日のように高級店に連れて行かれたことによる“悪影響”が今も尾を引いているという。
生活費すらもままならない無名時代に、高級焼肉・叙々苑グループの最高峰「游玄亭」でしょっちゅうご馳走してもらっていたといい、そのせいで「味覚がおかしくなった」というのだ。ジミーいわく、
「18歳から游玄亭で100グラム2000円の肉をずっと食べさせてもらってたんですよ。それが当たり前で、中間の肉が食べられなくなってもうたんです」
この日、ジミーがスタジオに持参した領収書には「特選タン塩焼き7500円」「上ハラミ焼き5000円」「特選シャトーブリアン2万円」とあったが、これはマネージャーと游玄亭で食事したときのもの。プライベートでも「もう普通の肉は食われへんねん」とボヤいていた。
「18歳のジミーに最高級の味を覚えさせたさんまですが、運転手に起用するときには、まだ免許を持っていなかったジミーに教習所代を渡し、『2週間で取ってこい』と送り出したものの、合格までに要した期間はまさかの半年。不合格になるたびにお金を追加していたさんまは『自動車がもう1台買えたわ!』と笑いにしたといいます。実は、ナインティナイン・岡村隆史も、さんまの羽振りの良さに驚いた1人。なんでも、岡村が同級生の友人と高級焼肉店を訪れた際、店内でたまたまさんまと遭遇。冗談で『今日はご馳走になります』と伝えたところ、さんまは『おぉ、食べぇ。かめへん、かめへん』との返事。普段なら注文しない特上肉や高級ワインばかりを頼んで、会計は7万円ほどになったといいます。すると後日、さんまから『中途半端な高さのやつを食うな!笑いにもならんわ』『20万円分ぐらい食うてくれ。6万、7万では笑いにならんやろ!』と説教されたというのです」(テレビ誌ライター)
お笑い怪獣にとっては、出費よりもネタにならないことのほうが大損ということなのだろう。
(木村慎吾)