ドラマ「嘘の戦争」(フジテレビ系)で“棒演技”を見せているのは水原希子だけではなかった!
同作品では草なぎ剛の演じる詐欺師が、亡くなった家族の仇である犯人を追い詰めていく復讐劇が見もの。犯人側で市村正親や安田顕らが達者な演技を見せるなか、出番の多い藤木直人が物語を台無しにしているというのである。テレビ誌のライターがこう嘆く。
「藤木の役どころは、仕事のできない長男の安田に代わって父親の市村から社長を引き継いだ、強引で冷酷な次男というもの。詐欺師の草なぎが兄や妹に近づいてくるのを怪しむなど、実質的に敵の役目を果たす重要な役柄です。ところが、藤木の演技がアマチュア演劇のように大げさなため、草なぎが見せる迫真の演技に比べると、学芸会レベルというかコミカルさ満載。シリアスな内容との振り幅が大きすぎる有様です」
そんな藤木は以前から、演技力に疑問符が付けられていた。前出のテレビ誌ライターが続ける。
「ドラマの内容しだいでは藤木の大げさな演技が気にならないこともありました。上手いほうに転んだのは昨年4月期の『私 結婚できないんじゃなくて、しないんです』(TBS系)ですね。こちらでは婚活中の中谷美紀に恋愛指南する割烹店主を演じており、見得を切るように『つまり~~なんだ!』としゃべる様子が、物語のコミカルな雰囲気に合っていました。やはり彼を活かすならシリアスな話は避けたほうが無難でしょう」
とはいえ、すでに起用してしまった以上、藤木の演技力でしのがないとならないのが現実。ここはぜひ、次男・藤木の出番を減らして、長男・安田を増やすようにしてみてはいかがだろうか。
(白根麻子)