4月9日は子宮の日です。
婦人科系って普段自分で見ることもないし検診の時くらいしか意識することがないという方も多いですが、人体の中でも外につながるむき出し臓器の1つ。
そのため、外的要因でトラブルも起こりやすいのでしっかりとケアが必要です。今日はせっかくの子宮の日なので最新のフェムケア(デリケートゾーンケア)について学んでみましょう!
●そもそもフェムケアって?
「Feminine(女性の)」と「Care(ケア)」を組み合わせた言葉で、膣周りのデリケートゾーンや、胸や生理前後のケア全般を指します。フェムテック(女性×テクノロジー)という造語とともにここ数年で認知度がぐっとあがってきています。
日本は文化的に性についての話題を避けるので、そういったケアについて表立って出てくることが少なかったのですが、海外では当たり前のエチケットとして広められている国も多く、日本はちょっと遅れてしまっています。
●初心者は洗浄と保湿を見直すべし!
デリケートゾーンのお悩みとしては、かゆみ、乾燥、黒ずみが気になるという声が最も多いです。そしてケアについてもざっくり大きくわけると洗浄ケア・保湿ケア・黒ずみケア・あたためケア・筋肉のケア(しまり・尿漏れ改善)の5つ。
その中でもまず一番抵抗なく取り組めるのは洗うこと。
洗顔をボディーソープで行わないのと同じように、本来デリケートゾーンも洗うものは分ける必要があります。
粘膜の部位は皮膚というガードがないため摩擦や乾燥にも弱く、顔の皮膚よりもさらにデリケートです。そのためボディーソープの洗浄力では強すぎます。
また、膣の中まで洗う方もいますが、絶対にNG!膣には自浄作用があるので、中は基本触らないようにしましょう。どうしても気になる場合は専用のジェルや洗浄液で洗い流しを。
洗うのと同様、保湿も重要です。こちらも粘膜部位なので、顔用のスキンケア製品ではなく専用に開発されたものを使いましょう。オイル製品が充実していますが、軽めのジェルタイプもあるのでお好みで使いやすいものを選べばOK◎ かゆみや乾燥、黒ずみはこのケアをしっかり見直すだけでも改善されるケースが多いです。
今まで見直したことがなかった方は、この機会にぜひトライしてみてくださいね。
(安藤恵美)