昨年10月期のドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」(TBS系)から火が付いた「恋ダンス」。放送が終了した今もその人気は衰えないばかりか、むしろ広がりを見せているようだ。だが、世の女子たちからは「そろそろ恋ダンスから解放してほしい!」との声が聞こえてくるというのである。女性誌のライターが苦笑して語る。
「卒業式や送別会のネタで真っ先に挙がるのが“恋ダンス”なんです。そこで問題となるのが、ちゃんと踊りこなすにはかなり難易度が高いということ。正面から見た動画では振付を覚えられず、最近は振付をレクチャーする動画の需要が高まっているほどです。これが『PPAP』だったらものの数分で覚えられますが、“課題”を押し付けられた女性たちからは『こんなの覚えらんないよ!』という嘆き節が聞こえてきますね」
中にはやたらと振付に詳しい“ダンス奉行”もいて、完コピしないままに披露すると、「その振付、違うんじゃない?」と要らぬ文句までつけてくるという。
しかも、「恋ダンス問題」に関しては、難易度とは別の難題も発生しているというのだ。前出の女性誌ライターが続ける。
「恋ダンスは性別を問わないので、結婚式などで新婦側の友人と新郎側の友人がまったく同じ演目になるという最悪のパターンを迎える恐れも。何日もかけて練習してきた恋ダンスが台無しになるなんて、考えたくもない大惨事ですよね」
そんな理由から「恋ダンスだけは避けよう!」というアレルギー症状も各所で発症しているという。ともあれ、どうせ踊らされるなら、今のうちに自主練で振付を覚えておくほうが痛手は少なくて済むかもしれない。
(白根麻子)