放送中の志尊淳と岸井ゆきのがW主演する「恋は闇」(日本テレビ系)にミステリードラマとして最悪の事態が起きているようだ。それは、ドラマ内で連続して起きている「ホルスの目殺人事件」の真犯人が誰なのか「どうでもいい」とする声が世間にあがり始めているからだ。しかもその理由が「志尊淳がかっこよすぎてそれだけでお腹いっぱいだから」「かっこいい志尊淳を見ることさえできればそれでいいと思ってしまうから」など、志尊が演じているフリーライター・設楽浩輝に惚れ込むあまり、ドラマの主軸である「犯人捜し」を放棄する人が増加しているようなのだ。
志尊演じる浩輝は「甘いマスクの人たらしキャラ」として描かれているが、その一方で「ホルスの目殺人事件」の真犯人のように思わせる演出が多く、冷酷でクールな表情を見せる浩輝も要所で登場するため、「志尊淳の表と裏」として魅了されている視聴者が少なくないようなのだ。
5月7日放送の第4話には、筒井万琴(岸井)の高校時代からの親友である看護師・内海向葵(うつみ・あおい)=森田望智=に、「浩輝の元カノ」という向葵の先輩看護師でもある新田透子(小林涼子)が「もう話してくれた?浩輝のヤバーイ話」と耳打ちするシーンまで描かれた。どうやらドラマ制作側は、どうしても「浩輝がホルスの目殺人事件の犯人である」と“考察”してほしいようだ。
5月8日放送の「ぐるぐるナインティナイン」(日テレ系)の人気コーナー「ゴチになります!」にゲスト出演した志尊は、「次回(14日放送の第5話)いよいよ僕が演じる主人公の異様な素顔が明らかに。連続殺人鬼の疑惑が深まり、ラスト、本当に衝撃の展開です」とアナウンスしていたが、視聴者ははたして衝撃を受けるだろうか。それとも「志尊淳カッコイイーッ!」と黄色い悲鳴をあげるだろうか。
(森山いま)