総チャンネル登録者数220万人超えの人気YouTuber・コヤッキーが、5月21日に自身のYouTubeチャンネル「コヤッキーVlog」を更新し、動画内で怒りを露わにする場面が話題となっている。
「みんなが笑顔になれることしかあげません!」をモットーに、様々な企画に挑戦してきたコヤッキーだが、今回ばかりは様子が違った。更新された動画のタイトルは《詐欺の可能性(どうやら婚活してるらしい)》となっており、サムネイルには「めちゃくちゃ怒ってます」というテロップとともに、憤怒の表情を浮かべるコヤッキーの姿が映し出されていた。
いったい何が起こったのか。動画を見ていたYouTubeライターに話を聞いた。
「動画冒頭、彼は『今、緊急で動画を回してるんですけど、最近起こった中で1番頭に来ている』と語りながらクッションにパンチを叩き込むなど、相当な怒りをあらわにしていました。事の発端は、会食の席で同席した女性に『コヤッキーさん、婚活パーティーに行かれるんですよね?』と尋ねられたこと。身に覚えがなかったため不審に思っていたところ、女性のもとに届いた婚活パーティーの案内メールに、「総登録者数200万人超えの都市伝説系YouTuber(ワンピース好きでバンドもやっている方です)も来ます」と記載されていたそうです。名前こそ明記されていなかったものの、“小屋”と“木”の絵文字が添えられており、それを見た女性はコヤッキーが来場するものと誤認。結果的に、彼の名前が“匂わせ”として使われていたそうなんです」
驚くべきことに、コヤッキー側にはパーティー出演の打診すらなかったという。さらに案内文を詳しく読むと、「都市伝説系YouTuber」という表現の中に“P”という文字が紛れており、これが「コヤッキーのプロデューサーが来る」とも取れるような巧妙な表現になっていた。もちろん、コヤッキーのチャンネルにプロデューサーは存在しない。
「この手口についてコヤッキーは、『仮に本人が来なくても、“P”という字を盾に“読み間違いだ”と主張できる』と、悪質なミスリードであることを指摘。さらに、このパーティーには100万円の席があることも紹介し、他にも名前を勝手に使われている可能性があるとして、注意を呼びかけていました」
動画のコメント欄には、「これ知らなかったら本当に信じて参加してたかも」「名前を勝手に使われるの怖すぎ」「こんな詐欺もあるんですね…気をつけないと」と、視聴者から驚きの声が多数寄せられている。
詐欺まがいの婚活イベントに、YouTuberの名前を“匂わせ”で利用するという手口。視聴者も改めて情報リテラシーの重要性を感じることとなった今回の騒動に、今後同様の被害が広がらないことを願いたい。
(佐藤ちひろ)