女優・長濱ねるが6月18日、京都市の将軍塚青龍殿で開催されたオメガの新作レディスウォッチの発表イベントに登壇。イベント中、「小さな秘密」を問われた長濱は、「寝るのが好きなので、気づいたら立ったまま寝てることが多い。得意なんです。周りには寝てると気づかれていないので秘密です」と明かし、これがネット上で密かな話題を呼んでいる。
それは、「人間は立ったまま寝られるのか?」という素朴な疑問。睡眠に詳しいライターによれば、
「外敵に襲われやすいシマウマやウシ、ウマ、キリンなどの常にリスクと隣り合わせの動物は、立ったまま眠ります。ただそれは、すぐに逃げ出せるようにという理由だけではないんです。実は体の構造上、横になるとゲップができず、体内にたまったガスによって内臓が破裂する可能性があるというのですから、横になって眠ることも危険なんです」
とのこと。つまり、立ち寝は生きていくための本能でもあるらしい。
そんな中、人間界でも、近年“立ち寝”への注目が高まっている。最近では縦型の仮眠用装置「ジラフナップ」などが登場し、短時間でリフレッシュできる利点が見直されているという。睡眠外来に勤める医療関係者は、「立った姿勢だと重力の影響で深い眠りに入りにくく、軽い仮眠を効率的に取れる。横になると睡眠を取りすぎてしまう傾向があって、日中の合間ですと、かえって効率が悪くなります」とコメントする。長濱のユニークな“立ち寝”習慣は、意外にも合理的かつ効率的な現代型ライフスタイルなのだ。
ちなみに、経済協力開発機構(OECD)の調査によれば、日本人の平均睡眠時間は7時間22分で、調査対象となった33カ国中最下位。日本は“世界屈指の不眠大国”という何とも不健康な称号を突き付けられている。
長濱の「秘密」=「“立ち寝”スキル」は日本人が見習うべき秘密なのかもしれない。