【水ダウ】クロちゃん「亡き父を再現企画」に「感動の声」殺到も「ヤラセ感」が指摘されてしまった「違和感アリアリのシーン」
7月30日の「水曜日のダウンタウン」(TBS系)で放送された「クロちゃん、寝て起きたら川のほとりにいてその向こう岸に亡くなった父親がいたら、死の淵にいるかと思う説」。
グラドルとの“仕込み合コン”で泥酔したクロちゃんを渓谷にスタッフが移動させる。目覚めたら一昨年に亡くなった父親が川の対岸に立っているというドッキリ企画だ。
「父親の顔とソックリのマスクを作り、似た体格の役者が着用。父親役はクロちゃん一家の地元である広島弁の方言を完璧にマスターし、音声合成技術で父親の声までも再現した大がかりな企画でした」(放送作家)
半年をかけて制作された今回の企画に、ネット上では反響が続出。亡き父を前に「お父さん戻って来て!」と号泣するクロちゃんの姿にSNSでは感動の声が相次いだ。放送作家が続ける。
「『人の死をネタにするのは不謹慎』との批判的な意見もSNS上に散見されますが、ほとんどが好意的な見方ですね。父親の再現度の高さへの称賛も数多く見られました。最近の放送回では、とりわけ注目を集めた企画になったのではないでしょうか」
もっとも、クロちゃんの「ある一言」で「ヤラセ感が一気に出てしまった」とこの放送作家は指摘する。
「クロちゃんが『なんとかお母さんとか妹を助けようと思ったけど、お父さんの代わりなんかできないから!』と涙ながらに語るシーンがあったのですが、ここで『妹』と表現したことに違和感を覚えました」
父親への「よそよそしさ」がヤラセ感を生み出した。
「普通に考えて、家族同士の会話なら自身の妹は名前で呼ぶでしょう。一般人である妹のプライバシーに配慮した台本があったのか、クロちゃんがドッキリに気づいていたか、あるいは自然に妹と呼んだのかはわかりませんが、ヤラセの疑念を抱かざるを得ない一言でしたね」(前出・放送作家)
何とももったいない一言であった―。
(塚原真弓)
