夏でも温活!更年期不調も冷房冷え性も同時撃退しちゃうセルフお灸
夏場、クーラーの効きすぎで体が冷えてしまったり、調子が悪くなった経験ってありますよね。特に夏のほうが素足で過ごしていることも多く、下半身の冷えが加速しがちです。とはいえ夏場はゆっくり湯舟に浸かるよりさっとシャワーを浴びるくらいで過ごしたい日も多いはず。
下半身の冷えは万病のもと、特に婦人科系には大敵なので、今日は簡単に温活できるセルフお灸のすすめを紹介します。
●お灸とは
よもぎから作られる「もぐさ」に火をつけ、経穴(ツボ)と呼ばれる体のポイントに温熱刺激を与えて血行を促進し、自然治癒力を高めていく東洋医学の治療法です。免疫力向上、自律神経の正常化、冷え性改善などのアプローチに古くから使われています。ツボや神経に直接刺激を入れる鍼とは違い、熱を深部まで入れていくのが特徴です。
難点としては小さな線香のようなものをのせている感じなので本格的なものだとやけどのリスクがあります。そのためお灸は本来国家資格保有者の施術になります。
あとは、煙がでるのでニオイが気になることも。よもぎをいぶした香りなので落ち着くという方も多いですが好き嫌いが分かれます。
●お灸の効果
大きく分けると効果は3つ!温熱による冷え改善効果、ツボ刺激による自律神経への調整効果、もぐさ(よもぎ)の香りによるアロマテラピー効果です。
●毎日やりたいセルフお灸
最近ではホームケアでも使えるセルフのお灸がたくさんの種類が増えました。シールタイプで手軽におけて煙や燃えカスがほぼでないもの、ホッカイロのような仕組みで火を使わないものなど、初心者向けのバリエーションもたくさん。
セルフお灸で特におすすめなのは足首にある「三陰交」というツボ。場所的にもわかりやすく、内くるぶしから、指の幅4本分上がった付近の骨の辺りを指で押して、いちばん響くところです。婦人科系でお悩みのある方や更年期で体調の乱れが気になる方には特に有効です。また、冷房で冷えて下半身にむくみが出やすくなっている方も多いので、それも解消できて一石二鳥!冷えと婦人科系の不調は密接に連動して悪循環になるのでぜひ同時にやっつけていきましょう。
痛がりさんや、くすぐったがりさんにはマッサージのように触る場面が少ないのでチャレンジしやすいものになります。お値段も安いものだと50回分入って1000円くらいからドラッグストアで販売されているものもあるので是非探してみてくださいね。
皮膚が薄いところは低温やけどの心配があるので説明書に記載の時間をしっかり守ってやってみましょう。
(安藤恵美)=写真はイメージ=
