「101回目のプロポーズ」続編制作決定でフジ関係者が「上層部の神経を疑う」批判の理由
国民的人気ドラマが34年ぶりに復活する。
9月8日、フジテレビは公式サイトにリリースを掲載し、1991年に放送された月9ドラマ「101回目のプロポーズ」の続編となる「102回目のプロポーズ」の制作を発表。地上波とFODで配信を予定しているという。武田鉄矢と浅野温子がダブル主演し、最高視聴率36.7%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)を記録した前作。第6話のクライマックスで武田が絶叫した「僕は死にません!あなたが好きだから」は当時の流行語となった。フジテレビ関係者が語る。
「続編では前作の後日談として、武田演じる星野達郎と浅野が演じた矢吹薫が結婚していたという設定が明かされる。2人がもうけた娘が今作のヒロインとなり、唐田えりかが起用されました。前作の武田にあたる配役は霜降り明星のせいや。武田のモノマネを得意としていることから白羽の矢が立ったようです」
達郎役として武田も続投し、せいやの恋のライバル役に伊藤健太郎がキャスティングされた「102回目のプロポーズ」。注目度抜群の同作だが、前出のフジ関係者は「この時期に放送していいドラマなのか大きな疑問符がつく」と複雑な心境を吐露する。
「前作では大多亮氏がプロデューサーを務めたのですが、フジは中居正広氏を巡る一連の問題で、大多氏と港浩一元社長に対応の責任を問う50億円の損害賠償請求を8月末に起こしたばかり。今回の『102回目のプロポーズ』は鈴木おさむ氏が数年前から企画を練っていた作品ではあるものの、せめて訴訟が終わるまで制作をズラすべきではなかったか。ゴーサインを出した上層部の神経を疑いましたね」(フジ関係者)
なおも暗い影を落とす中居氏問題であった。
(塚原真弓)
